金曜日の砂糖ちゃん (Luna Park Books)
金曜日の砂糖ちゃんを追加
金曜日の砂糖ちゃんの感想・レビュー(264)
ふわふわしたかわいらしいお話かと思って読んでいると、ひやりとした冷たさが襲ってくる。子どもって、この世に生を受けてからまだ、日が浅いせいか、こちら側に根をおろしきっていない感じがする。こちらの側とあちら側の間、あわいに生きているというか。だからふとしたきっかけで戻ってこなくなっちゃうんだと思う。最後のお話の子どもみたいに。
大好きな駒子さんの本を少しずつ追っていてこちらは京都の本屋で発見。絵本なのに一般書のコーナーにおいてあり「あれ?」と思ったが、読んでみてなるほど納得。これは《大人向けの絵本》だった。駒子さんの表現する独特な世界が本当に好きで、その感覚で表される言葉と絵にいつも惹かれる。最後のお話の結末にはすこしぞくりしてしまった。女の子は、何処へ行ってしまったのでしょう。いろいろと考えさせられてしまうこの余韻を残した書き方にまた惹かれてしまうのですが。
絵が素敵! 文が素敵! そしてその2つが絡み合って作り出す不穏な空気が素敵! 何度も読み返したくなります。いろんな解釈が成り立つお話3編。最後はぐっさりやられました。表紙を開き1ページめくると現れる“蜂”と“たんぽぽ”もいいなぁ~♪ 島本理生さん『大きな熊が来る前に、おやすみ。』の表紙は、金曜日の砂糖ちゃんがちょっと大きくなった時なのかな~なんて想像してます^^
絵本屋さんで2作目を立ち読み。絵、ことば共に大好きで購入しました。1作目は、ただカマキリが間抜けで可愛いだけではなくて、黒背景の絵が怖かったです。作者の意図は分かりませんが。3作目は、最後のページで愕然としました。読むほどに想像が膨らみます。
やっぱり駒子さんの絵は素敵ですね!ちいさな子供たちが主人公の作品3編で構成されている絵本。どの話も幻想的。登場する虫や動物たちも魅力的。最後の話はちょっとホラーですが、オススメです!
酒井さんの美しくもぞっとする絵本。この人の子供の仕草はとてもかわいらしいのに、暗い色彩によって、どこか妖しい雰囲気になる。三篇のお話しが収録されているが、最後のお話しなんて、グリム童話を彷彿とさせる。
短めのお話が三つ。一番最後のお話が一番好き。深い意味とかは…よくわからないけど。真ん中のお話も好きです。鍵盤が出てくるし!w 図書館で児童コーナーに置かれていなかったのはなんとなく納得かも。深くて、少し暗くて、むつかしい。【tkb】
表紙の絵が色合いなど全部が素敵。まるまる1冊「金曜日の砂糖ちゃん」かと思いきや短編集だったのか〜。内容は何と言うか静かで、現実と非現実の間のような不思議な感じがしました。特に「春のオルガン」の「今日ぼくはさみしいことがあったから 知らない道をとおっていくと」の文が好き。一度読んだだけじゃ分からない深さがある雰囲気のある本だと思います。
★★★☆☆ 酒井駒子さん追跡中。3篇からなる絵本(大人向け?)。ちょっと不思議な、日常と非日常の境目のような話。酒井さんの絵も堪能した。 「金曜日の〜」は最後のカマキリのくだりが、何か間抜けでいい。お母さんの服が妙に色っぽい。 「草のオルガン」草原に木が1本、その下には音の出ないオルガン。3篇で一番好き。「夜と夜のあいだに」お母さんのシュミーズを着て、ブカブカなのが可愛い。夜中にゴソゴソ、悪さをして…。
儚げで不思議で少し怖いおはなし。それを美しく表現している絵も素晴らしい。
表紙に一目惚れしました。中を開いてみると…自分のツボど真ん中です。可愛すぎます。こんな絵が描けたなら…。赤い蝋燭と人魚の挿絵を描かれた方なんですね。小学校の頃図書館に置かれていた本の表紙を思い出しました。
今日は金曜日。表紙の絵が何か語りかけてくる感じで少し身を固くしてしまいます。「草のオルガン」のさみしげで自由な感じが好きだけど、前後の物語を読むとそんな単純な話ではないのでしょうか。ブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌受賞。帯に江國香織さんのひとことが。
穂村弘さんの『ぼくの宝物絵本』からのオススメの絵本。メルヘンチックな表紙とかわいらしい表題にだまされてはいけません。3篇からなりますがどれもシュール。とくに『夜と夜のあいだに』は怖い。これは寝る前に小さな子供に読み聞かせしたら、余計眠れなくなりそう。髪をとかして、死装束のような白のシュミーズを着て扉をあける。そしたら・・鳥肌が待っています。穂村さんの『どの話にも闇と光の濃密な匂い。正確には闇の深さに触れることで生の光が生まれる』という表現がぴったりでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(14)
- 05/12
【再読】どこか懐かしく感じるような酒井駒子さんの世界。我が子に「こりゃ まてまて」を読み聞かせしていたことを思い出しました。黒く塗った下地に絵を重ね、人物や背景が奥行きを持って立ち上がる描き方にいつの頃からか変わったようで、深く心に染み入る絵は大きな魅力です。図書館では絵本や児童書のコーナーでなく、ティーンズ・コーナーにあったのもそんな味わい方が楽しめる年代を考えてのことかな。
アキ@1.17思い出してや
ゆめわかばさん、オススメありがとうございます。でも、抜かりはありません(^_-)-☆ ゆめわかばさんの「こうちゃん」についての感想・コメントならとっくにチェック済みで〜す!須賀敦子さんは初めてなので、今から読むのが楽しみです。
ナイス!
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05/06 20:52
ゆめわかばさん、オススメありがとうございます。でも、抜かりはありません(^_-)-☆ ゆめわかばさんの「こうちゃん」についての感想・コメントならとっくにチェック済みで〜す!須賀敦子さんは初めてなので、今から読むのが楽しみです。
ナイス!
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05/06 20:52
ゆめわかば@灯れ松明の火
おぉ、それはそれは~(_"_) 『こうちゃん』は酒井駒子さんの絵だけに注目した初読みは「???」だったのですが…ってそれもコメントに書きましたよねσ(^-^;) 感想楽しみにしています(^_-)-☆
ナイス!
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05/06 20:58
おぉ、それはそれは~(_"_) 『こうちゃん』は酒井駒子さんの絵だけに注目した初読みは「???」だったのですが…ってそれもコメントに書きましたよねσ(^-^;) 感想楽しみにしています(^_-)-☆
ナイス!
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05/06 20:58
絵本ではなく、小説でもなく、童話でもない。金曜日の砂糖ちゃんを、土曜日に読む不思議。
「金曜日の砂糖ちゃん」と呼ばれる理由を自分なりに推理、小5の娘に披露したけどあまりピンとこなかったみたい。で、ここでもヒミツにしときます(^。^)>・・・。「草のオルガン」では、確かに覚えのあるドレミッミッ ソラソッソッ ミレ ドーレーミー。リズムを付けて口ずさめるのに娘も私も曲名が出てきません(´_`||)。娘は「夜と夜のあいだに」で帰ってこない少女のことが一番気がかりな様子で、読後もいろいろと気になる一冊でした。
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
はじめまして!私も曲名思い出せなかったので調べてみましたら、『港』という曲名のようです。間違っていたらごめんなさい。(^^ゞ
ナイス!
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05/12 17:57
はじめまして!私も曲名思い出せなかったので調べてみましたら、『港』という曲名のようです。間違っていたらごめんなさい。(^^ゞ
ナイス!
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05/12 17:57
アキ@1.17思い出してや
T・トミザワさん、ありがとうございます。♬〜空も港も夜(よ)ははれて、月に数(かず)ます船のかげ。端艇(はしけ)の通いにぎやかに、寄せくる波も黄金(こがね)なり。〜という1番の歌詞で記憶がまた甦ってきました。
ナイス!
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05/12 20:48
T・トミザワさん、ありがとうございます。♬〜空も港も夜(よ)ははれて、月に数(かず)ます船のかげ。端艇(はしけ)の通いにぎやかに、寄せくる波も黄金(こがね)なり。〜という1番の歌詞で記憶がまた甦ってきました。
ナイス!
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05/12 20:48
タイトルと絵に惹かれて購入。
ときどき眺めたい、素敵な絵本。
★★★★★…どのお話も独特な雰囲気を持っている。無邪気なだけぢじゃない子供の姿を垣間見た。酒井さんの絵はいつ見ても素敵です。
【再々…読】ようやく購入。表紙の絵が駒子さんの作品の中で一番スキ。3つのお話。表題作のほか、「草のオルガン」「夜と夜のあいだに」。作風は『BとIとRとD』にも受け継がれている気がします。この世界観をきちんと理解できていないけれど、子どもって健全なだけじゃない、果てしない暗闇や秘密を抱えてもいるんだって思い出させてくれる大切な1冊です。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(14)
- 01/10
こんなタナトスを喚起する絵本があってよいものか。「草のオルガン」は 異界の往還、という絵本でよくある物語の定番、しかし「夜と夜のあいだで」に もう帰り道は無い。「金曜日の・・・」も 読み直すと 横たわる幼女の姿は ミレイのオフィーリアのポーズのよう。その仮死の幼女を連れてゆく母親も死神ではないのか ・・・・・。 幼女を供儀として冥府にささげる魔術の儀式のような暗黒絵本。この絵本は 酒井が表紙装画を描いている穂村弘「ぼくの宝物絵本」で知った。
3篇からなる絵本。子供たちの少し不安定な心を描き出したような、独特なタッチのイラストと、不思議な空気に引き込まれます。真夜中にゆっくり1ページづつのぞきたい絵本。
「夜と夜のあいだに」がすごく好きだった。女の子が持つ独特の感性が色気のあるファンタジックな世界に見事に描かれている。自分が出ていく前に鳥かごのドアを開けておく。その感性がとってもいい。
これも、穂村氏推奨。どこからこんなタイトル(名前)を思いつくんだろう。「あたたかで 気持ちのよい 午後です」- ここは、冥界?そう思わずにはいられない暗闇でのお昼寝。広い草原でオルガンを弾く独りの少年。楽しそうな後姿を見守るのは、2羽のカラス。「夜と夜のあいだに」では、とうとう子供は行ってしまう。不思議な爽やかさを残して。安全圏にいるはずの幼い子供たちの持つ危うい雰囲気が、独特な絵のタッチに合ってて、ぞくりとしてしまう。
『金曜日の砂糖ちゃん』『草のオルガン』『夜と夜のあいだに』の3篇を収録した絵本。優しい色合いの表紙とは対象的な、子供を囲んで静かに横たわる世界を、黒を基調として描く感性に、ハッと胸を突かれて、哀愁。
まず表紙に一目惚れ!文章が柔らかくて絵の柔らかさぴったり。お話の続きを勝手に想像しちゃったり。あぁ、この本ごと飾って置きたいなぁー。
タイトルがすでに不思議で可愛らしい韻を踏んでいるようで、手元に置いておきたい絵本のひとつになりました!絵も言葉も、昼なのに夜のような、優しいのに残酷なような…そんな魅せて止まない感覚にくすぐられます。こどものやわらかさと温かさと危うさが伝わってくるような本でした。
これも穂村弘の『宝物絵本』の1冊。絵はかわいいけれど、どこかエロスとタナトスを感じてしまったのは、私だけなのかしらん?
金曜日の砂糖ちゃんの
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感想・レビュー:78件















































