天と地の守り人〈第3部〉 (軽装版偕成社ポッシュ)
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天と地の守り人〈第3部〉の感想・レビュー(269)
シリーズ通して、どの巻も面白い。番外編も購入し、これでお別れと思ったら新刊でまた番外編が発売された!楽しみが増えたな。
遂に終わってしまった…。一気に最後まで(3冊)読んでしまった。それぞれの国、二つの世界の狭間の中で、各々な人の想いが絡み合っていく様が本当に面白かった。あんな幼かったチャグムが、1人の大人になったんだなと感じました。次に読む時はタンダとバルサに注目して読みたいと思った。
シリーズ10冊目にして完結編。ついに終わってしまった。ああ…本当に、本当におもしろかった!!!チャグムは成長したなぁ。チャグムの願いが聞き入れられ、ロタ、カンバルの兵士たちがチャグムとともに新ヨゴへと向かうことになったシーンで泣きそうになり、戦場でやられ息も絶え絶えなっていたタンダとバルサの再会シーンでも泣きそうになり、帝やシュガとの再会でも泣きそうになり、、、数え切れない感動がつまった一冊。この物語に出会えてよかった。
再読。天の御子と地の御子の対峙するシーンは何度読んでも胸に迫る。まさに「天と地ほどに違う」二人だけど、その誇り高さは通じるところがある。その清廉さ、思いの熱さ。やはり親子なのだ。チャグムが親殺しをせずに済んで本当に良かった。 ところで今回はチャグムだけではなく、バルサとタンダに注目して読んだ。何だろう、バルサがとても女に見えた。こんなに濃厚な愛の物語だったっけ。 最後の帰還のシーンは、長い長い旅路を終えてバルサと共にほ~っとする。と同時に、何だか「指輪」へのオマージュめいてにやりとさせられる。
各々の考え、心に持った想いがたどり着いた最終巻。バルサがタンダの元に辿り着いた所、シュガとチャグムの再会、ジンがぽつり、とシュガに漏らした言葉…つられて涙が浮かんでくる所が多数。バルサが最後帰るシーンには心が温まったし、花畑ではチャグムの帝としての決意が見えて、かっこいいなあ、と。まさに終わりのはじまりという感じの結末。…だから、こんなに読み終わった後もすがすがしいのかな。そんな本筋から外れ、一番好きなシーンはヒュウゴがラウルに進言する所。…やっぱヒュウゴかっこいいわ!(私ってそんなばっかり…)
終わってしまいましたが、最後まで読めてよかった!ひさびさに本格的なファンタジーを読んだなぁ。とてもおもしろかったです。チャグムは、きっと立派な国を作ってくれるだろう。バルサとタンダも二人なりの幸せな生き方をみつけてくれるといいな。
総出演の末に終焉を迎えた一冊。国や人や自然と多角的に物語が進んで、息をつく暇もない。チャグムが帝を殺してしまうのではないかと不安でしかたなかった。カンバル王国編でホイをしたチャグムを思えば、必要とあらば感情を押し殺してやってしまうだろうと。帝とチャグムの別れは、思いもよらないものでしたが。一方で、タンダに死の匂いがまとわりついていて、バルサのことを思うと気が気ではない。それなのに回り道ばかり。やっと会えたと思ったら、死の匂いは濃くなるばかり。医術師にあなたは?と尋ねられたときのバルサの答えが印象的でした。
父帝とチャグム皇子、バルサ、タンダ、トロガイ、シュガ。ラウルとヒュウゴ。そして、新ヨゴ皇国とタルシュetc。さまざまな物語が余すことなく終焉を迎える。そして、それがすべて納得できたその落とし所は、上橋さんだからこそなせる業。その手腕に、引き込まれた、息をするのも忘れて読みふけった。最終話にして、はじまりの予感に溢れる終わり方になっているのは、本当に素晴らしいと思う。上橋さんが全身全霊をこめて描いた物語を、読者は全身全霊で受け止め、読むからなんだろう。読後はしばらく抜け殻です。
「新ヨゴ王国編」物語の始まりの地へ、最後の旅。いよいよ戦争が始まり、血生臭く悲惨な情景が描かれる。大きな本流が様々なものを押し流し、そして治まっていく様子は圧巻。非常に読み応えのある、壮大な物語だった。チャグムがずっと逃げていた重い責任をその背にしっかりと背負い、力強く歩き出す姿と、静かに日常の戻るバルサの姿が対照的で、でもどちらも光に溢れるまぶしい姿。素晴らしい物語でした。
長く続いたチャグムとバルサの物語の終結。読み進めるうちに驚いた。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で日本でたくさんの命が奪われ、土地を奪われ、原発で今も恐怖に襲われている事実。上橋さんの予言とは言わないけど、物語に驚いた。内容を記載するのは好きではないけど、ナナイ大聖導師の言葉「おのれの技をみがきつづけよ。…流されるなら、滅びよ、都」これを読んで、胸がつまった。これは、今の私たちを試している言葉ではないのか。すべてを流したあと(未来)には、新しい芽が芽吹く。続編も作って欲しいな。
「ふりあげた剣が喉を切りさいた瞬間、目を見開いたタルシュ兵の顔が、稲妻のように闇の中に浮かんだ。馬のひずめの下で、ごりごりと音をたてた屍。顔に吹きつけた血。」というチャグムの戦場での体験の後追い。これは、私を含めての女性の感覚なのだろうか?男性の作家たちからは、あまり聞いたことがないので。もしトロガイがいたら、東北関東大地震の被害がここまでひどくはなかっただろうに…。そんなことを思いながら通勤電車で夢中で読んでいたので、「ここが私のサグだ。乗り越さないように」と守り人ナユグから身を立て直す日々だった。
最後のチャグムの勇ましいこと!第一作目の弱弱しい皇子が一気に成長した。読んでるこちらが嬉しくなってしまった。最後にみんな収まるところに収まって大団円という感じだ。
読み終えるまであっという間だった。そしてずっと涙ぐんだまま読んだ。チャグムもタンダも納得のいく結末でとても満足できた。二人はもう顔を合わせることはないだろうけど、切れることのない絆が文章の様々なところから感じられた。帝が最期の時になってチャグムを認めてくれたこと、そして守りの者を向かわせたのが親としての愛情だったのかもしれないと思うととても切なかった。終わってしまつたのがとても残念だが、出会えて良かったと思える素敵な物語だった。
相変わらずあっという間に物語に引き込まれました。一兵士として勝ち目の無い戦場に立つタンダ、生死不明のタンダを探し求めるバルサ、父親と対峙するチャグムなど、登場人物になったかのようにハラハラドキドキの連続でした。好きな登場人物に各々見せ場があって、各々にちゃんと結末をつけてくれたので、シリーズの締め括りとして非常に満足できました。爽やかな気分半分、終わってしまった寂しさ半分かな。
私たちは新ヨゴ皇国の歴史的ターニングポイントに立ち会えたんですねー。読み終わってからも新ヨゴ皇国は連綿と続いていくのですね。上橋さんに物語の種がふってくれば、その後のチャグム、バルサ、タンダ、トロガイ師etcに再会できる日がくるんだろうな。天である帝と地であるチャグムは決別することでしか分かり合えなかった。帝の「あの子は運の強い子だ」の言葉は、最初で最後の父親らしい言葉。切ないですね。バルサとタンダの絆も素敵だなぁ。誰もが持っている愛情が世界に広がり大事な相手をも包み込む。誰もが誰かの守り人なんだなぁ。
今までのお話が怒涛の勢いで収束していき、今はすっかり魂を抜かれたようにボンヤリしています。バルサ、チャグム、タンダ、シュガ、トロガイ・・・それぞれ歩んできた道がひとつに重なった時、胸が震えました。過酷な状況下でも目を逸らさずに、全力でぶつかっていくチャグムの姿に何度も涙が出ました。(成長したよなぁ・・・チャグムの一言一言が胸にグッとくる)バルサとタンダも幸せになれますように。守り人シリーズに出会えて本当に良かった。児童文学に対する概念を完全に覆してくれました。一生の宝物です!あぁ、まだ離れたくないよぅ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 10/17
怒涛の第3部にして完結編。戦争の惨さや恐ろしさ虚しさがこれでもかと描かれ、チャグムと帝の決着も描かれ、帝国主義の限界も描かれ、そして当然バルサとタンダの行く末も描かれる。これでこの続きはもうないのだと思うと寂しい(番外編は除いて)。世界や人々のあり方があますことなく描かれたこのサーガが児童文学の棚に並べられているって、もったいなさ過ぎる!!
これでこの物語が終わってしまうのかと思うと、寂しいのと同時にようやくバルサに平穏が、チャグムには厳しいのと同時に希望ある道が拓けたことが、心から嬉しい。
最後が気になって、どーっと戦いのあたりはワープして読んでしまったが(>_<)、文庫が出たら又読み返そうと思う・・・。
バルサもチャグムも、タンダもトロガイも、帝やヒュウゴも、登場人物はみんな最後まで、それぞれの大切なものを守ろうとする「守り人」だった。どんなに大きな国の猛攻を受けても、ナユグの異変に翻弄されても、信じるものを貫き、今自分にできる精一杯のことをする姿が描かれているから、このお話は素晴らしいと思った。感想はたくさんあるけれど……これまで短槍をふるうことで人を守ってきたバルサが、最後に、今までとは違う方法で大切なものを守っていくのだとわかる一文を読んで、本当に良かったと心から思いました。上橋さん、ありがとう。
遂に、大好きなファンタジー作品の最後の幕がおりてしまった。全編を通して魅力的な世界や登場人物やストーリーを堪能させて頂きました。作者がこの巻でどう幕引きをするのか心配でしたが、心配には及ばずなるほど~と思いました。この巻では、ラウル王子とヒョウゴ、チャグムと帝、そしてバルサとタンダのシーンが特に胸に刻まれました。あ~、でも、読み終わっちゃって本当に寂しいです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 09/15
図書館から。終わったことが少し淋しいけれど、この物語が読めて良かった。「守り人」シリーズというお話はここ終わるけれど、バルサやチャグムやタンダはこれからも生きていくんだと登場人物達の今後が見える終わりだった。バルサとタンダが再会するシーン、トロガイが金の蜘蛛の呪術に挑むシーン、チャグムが妹と弟と一緒に花畑に行くシーンが好き。
帝、心から憎む気分にはなれずです。父と息子、それぞれの方法で国を救う道を歩んだ姿には、震えました。語り合い分かち合う時間が多ければわかりあえたんじゃないかな・・と思いました。最後は本当にサグにもナユグにも、うれしい春が来ましたね。
めでたしめでたしな終わり方で大変よろしゅうございました。欲を言えば、その後のタルシュ帝国側のラウル王子とヒュウゴあたりをもうちょっと垣間見たかったですね。
ああ良かったこういう結末で。このシリーズに出会えて。いつかまたチャグムが、今度は胸を張ってバルサとタンダに会える、そんな日を想像してみる。それと、ヒュウゴの本当の目的と、今までの行動の意味がわかるシーンにも感心した。
一体どうなってしまうのか、もう気になりすぎて一気に読んでしまいました。大きな試練を乗り越えて、綺麗に終わってすっきりです!チャグムと帝のやり取り、その後の国の有り方はとても深かったです。エリンを読んだ時にも思いましたが、言葉ではなくて物語りの中に、色々なメッセージが含まれているのがこの作者さんの凄いところで大好きなところです。ありがとうございました・・・!
「おーい、かえったよ」…とうとう終わった。▼本を閉じても、これから山積する問題に立ち向かっていくチャグムとか、バルサとタンダとか、彼らの時間は継続して流れているような感覚がある。けど私が見れるのはここまでー。▼民草も、はみ出し者も、異郷の者も、為政者も、支配する者もされる者も、人という同じ種から生まれ、各々芽吹た姿でできる範囲で生きてるだけ。自然のその上にある著者の鳥瞰的な視線は、人なんて壮大な自然の営みの極一部なんだといい意味で思い出させてくれる。▼偶然今日という日に守り人を読み終えたことに運命を感じる
あぁ、読み終わってしまった・・・という気持ちがいっぱいです。もっと味わって読めばいいとは思うのですが先へ先へと読みたくなるので。ラストらへんのチャグム兄弟たちの花畑のシーンが印象的でした。
シリーズ始めの頃、チャグムはいつか即位するだろうと思っていたけれど、それがこんなに困難な道だとは…。最後、ヒュウゴの言葉で、どうしてこの物語に大国タルシュ側の視点が必要だったのかを理解できた。ナユグの季節とともにサグの世界図も大きく変わり、為政者が代替わりしたことで国同士の付き合い方も変わり、本は閉じても物語は続いていくのだと感じられる。それを上橋さんの文章でもっと読みたいという気持ちは正直あるけれど、潮時なのかもしれないなあ。
長い話もようやく終焉を迎えた。残念だが、まだ続けられる余地を残している。まあ、バルサも歳なのでもし続けるならチャグム中心の話になると推測する。回収されていない伏線もあったが、「まあ、こうならないとね」という終わり方。ただの英雄譚ではなく、政治についてけっこうまじめに論じている部分が児童書とは思えない。多くの人の死を厳しさ、悲しみとしてまとい、チャグムは名君となるだろう。
残りのページが少なくなるにつれて、まだまだ読んでいたいという何ともいえぬ寂しさを感じた。さすがに今までと比べるとストーリーの比重が大きくなっていて、バルサとチャグムの再会やチャグムの帰郷など、胸が震えるようなドラマチックなシーンが多かった。筆の進むままに書いていながら、ここまで広がった物語をうまくまとめる力量もすごいが、金色の鳥が人々に降り注ぐ場面など緩急自在の表現にも鳥肌が立った。チャグムや敵方の将軍、呪術師たちの鳥瞰的な視点だけでなく、農民、商人、草兵たちの視点で話が語られる所も良かった。
天と地の守り人〈第3部〉の
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感想・レビュー:81件
















































