りかさん
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りかさんの感想・レビュー(201)
以前、「からくりからくさ」は読了済み。こちらも気になっていたものの、なかなか機会がなく。ふと、思い立ったので借りてみた。市松人形のりかさんはとても気立てがよい人形。ようこと、りかさんと、おばあちゃんのふれあいがとても心地よい。一方で、ひな人形に絡められたおばあちゃんと息子との関係が読んでいて深いなあと思った。
誕生日プレゼントにリカちゃん人形が欲しかった主人公のようこ。しかしおばあちゃんから小包で送られてきたのは市松人形の『りかさん』だった。けれど、『りかさん』には特別な力が…。人形を通じて紡がれていく祖母と孫の関係や心の成長がとても優しく温かく描かれている。「人形遊びをしないで大きくなった女の子は、疳が強すぎて自分でも大変…(本文より)」私は少し遊び足りなかったのかも。優しい母は今でも私がすぐ飽きて放っておいたバービーちゃん(ジェニーちゃん?)を捨てずに季節ごとに着替えさせて棚に並べてくれている。愛情の差か。
いつの日だったか、子ども用の本を探して図書館の児童書コーナーで『りかさん』をパラパラめくるも難しそうで本棚に戻す。先日自分が『からくりからくさ』を読んだところ繋がりがある本なようなので今回は借りて読んでみた。順番的には『からくり』が先で正解だったかな?いづれにしても大人向けだと思う。
★★★ 人形と心が通じるお話。児童書なのにコメント難しい。受験問題に使われた? これ6年生が読んで解答できるのか?自分には無理そう。けっこう深い。
リカちゃんではなくりかさん。とても気立ての良いお人形のりかさんと少しの不思議を受け入れて、また回りの大人のいわゆる事情というものを乗り越えていけるお話がふたつ。こんな風にずっと見ていられるのなら人形をもつことも考えないとね。
梨木香歩さんの作品は優しい気持ちにしてくれるから読んでて心地いい。ようこちゃんは人の痛みのわかる懐の深い大人になっただろう。部屋にもずいぶんぬいぐるみや人形があるけれど、ずっと放っておかれて怒っているかも。
「養子冠」が大好き。現実の婿養子と雛人形のいさかいを見事にからめて、おばあちゃんの心のほぐれを象徴的に描きだしている。人形たちがそれぞれの物語を語る、どこかパズルの切れはしをかすめていくような場面もとてもお気に入り。ラストの、どんなものもそれ独自の物語を抱えているという言葉が印象的だった。「からくりからくさ」がそこまで好きではないので「りかさん」だけ買おうと思っていたのだけれど、読み返してみるとふたつの物語には思っていたよりも強い結びつきがある。さて、どうしたものか。
文庫本を持っているけど、買っちゃいました(笑)『りかさん』から、『からくりからくさ』へしっかりと繋がっていたんですね。ようこやりかさん、おばあちゃんの言葉が心に染み込みます。人にあるように、人形や樹木それぞれにたくさんの想いと長く深い歴史がある。それを知る方法の一つに、そしてようこ自身の大切な行いとして染色を育んでいったんだろうな。りかさんと一緒の食事、豆ご飯の上に咲いた鮮やかなスミレの花、おばあちゃんの素敵なお庭など何度読んでも大好きです。
雛祭りのこの時期に「りかさん」に巡り合えてよかった!とても気立てのいい、人形のりかさん。おばあちゃんからようこちゃんへの贈り物。大切なものは、こうやって脈々と受け継がれていくのだろうな。形があるものも、目に見えないものも…。
人間の思いが反映されてしまうのね、としみじみ読んでしまった。人形や桜の老木に宿る物語に耳を傾けようとするようこや麻子さんのような人間は、一体何人いるのだろうか?優しい思いも深い業も人の心が生み出すものなのに。なかなか深い話でした。
人形には念が入りやすいと気味悪く思われがちだけど、どこの国でも人に寄り添い気持ちを軽くしてくれる。人間の人生に寄り添って全てを捧げる人形が美しいと感じた。
う~~ん、深い!物語冒頭でぐっと惹きつけられ、そのまま読んでいきました。戦時中の記述では、大人の自分が本気で恐怖を感じる迫力がありました。途中過去の出来事に移行する際、その移行の境目が少しわかりにくい気がしましたが、登場人物の魅力たっぷりで楽しめました。読後感もよかったです。
『からくりからくさ』が好きで、つい手に取って読んだ。でも人形の名前や種類が難しく、流し読みになった。ホラー要素が少し強い?よんでて何度かぞくりとする
人形には魂がある、と言うか想念が入り込むのは何となくあるような気がして。だからりかさんの存在も私には違和感がない。人形の長い歴史の中で起こった悲しみ、痛みをりかさんやおばあちゃんの力を借りて救ってあげたようこ。ようこはきっと本人が言うように「いい色を出す媒染」の女性に成長するだろう。梨木さんの本にはいつも、人間として忘れてはいけないものを思い起こさせてもらっている。私がもう少し遅くに生まれ、少女時代に梨木さんの本に出会っていたらどんな風に感じたろうかと、ふと思う。
おばあさんから貰った市松人形の「りかさん」とりかさんと気持ちを通わせ、他の人形の想いも感じ取れるようになる「ようこ」の話。私が子供の頃によく遊んだヌイグルミがいつの間にか無くなっていることがありました。それは人形の使命を終えたということだったのか。★★★☆☆3
梨木さんの作品は好きだな。人形や樹など物言わぬものにもぜんぶ体験してきた歴史があるんだな~。物を大切に扱わなくてはと思わされる。人形たちの体験談もなかなか興味深かった。図書館の児童書コ-ナ-にありましたが、大人が読んだほうがより理解出来る本かも。
おばあさんからもらった人形「りかさん」と、主人公が出会う人形との物語。この著者の本って、何かにつけて(主人公の心情だったり、場の設定や結末など)「あと一歩!」感が漂う。読みやすいけど、ただそれだけ・・・というか、消化不良を起こす感じ。
人形たちの話。人形はどこか怖いところがあるので、この話の中でも少し怖い部分もあった。アビゲイルの話は怖くて悲しくて悲惨で、なぜ高島先生のように敵国の人形を捕虜として考えることが出来なかったのかと思う。
梨木さんのお話は好きです。でも作品によって文体等にカラーが違うのはわざとなのか、ちょっと気になります。『りかさん』は、おばあちゃんにリカちゃんをねだったら、日本人形の『りか』さんを贈られてしまった主人公。でもそのりかさんは不思議な人形で……と、りかさんと共に、人形達が語る記憶に耳を傾けるのですが、特に西洋人形のお話でじんとしてしまいました。複雑な人間の社会や関係が、人形目線で、優しい文体と雰囲気の中で描かれるからこそ、浮き彫りになって見えて来る……エピソードが少ないのは残念でした。
「りかさん」というのはようこがおばあさんにもらった人形の名前。「りかちゃん人形」が欲しかったのだけれど日本人形のりかさんが来てしまった。この人形はおばあさんが幼馴染から譲り受けたもので…と話は進む。子ども向きだけれど(児童書のところにあった)情景も美しくっていい。
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感想・レビュー:41件














ナイス!





























