吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日 (朝日文庫)
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吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日の感想・レビュー(89)
02/15:レンヤ
02/07:ちか
いままで読んだ廓物のなかで一番つらい女郎さんの話。リアルな方だからね きっといいお店じゃなかったのかなぁ でも彼女のような境遇なら最後まで 自分の状況には納得して働けはしないよな。逃げ切れてよかった 最後はいい人のところに落ち着いたみたいなのが救い
01/13:zerodecibel
12/31:Isao Kinoshita
10/31:ヨリコ
10/04:美千代
花魁春駒として日々の暮らしや店の様子を日記で書き続ける。最初の一ヶ月「初見世日記」がハードな内容。花魁になるため警察で登録して(売春OK)、医者で身体検査、そして顔見せで店に出されて酔っ払いに強姦まがいに処女を奪われ日記で復讐を誓う。「花魁日記」では徐々にツンデレ花魁としてナンバー3まで人気を得てしまうのがおかしい。「脱出記」で花魁版「パピヨン」。読まれたら即アウトの中で、復讐を誓うなんぞ当時の大正デモクラシーの影響か。
06/19:ラブミーテンダー
これだけの文章が書ける教育を受けた人でも、この時代にはこのような商売になることもあったのだなと。母親に対しての疑問はやはり当たってるんだろうなぁ。
ところどころ祇園の舞妓さんとごっちゃになった。お堀の内側や女衒というとみをつくし料理帳や天切り松のイメージが強く江戸時代を思わせる。時代が変わっても変わらないものがあるんだなぁと思った。
江戸時代の遊郭と戦後の赤線の中間はどういう時代だったのだろう、という疑問から手にとった一冊。大正13年に吉原に売られ、大正15年に足抜けした筆者の淡々とした日記であり、廓のシステムや実情をしることのできる貴重な史料なのだが時折どきっとするほど魅力的な人物や出来事がページを彩る。花魁ものなどをいくつか手にとり、基礎用語に馴染みのある人なら興味深く読めるのでは。
吉原とは華やかな所ではない、一度入ったらもう戻ることは出来ない恐ろしい所だと感じました。借金が一向に減らない理不尽なシステム、裏の世界を知らない女性を上手く言いくるめて騙す周旋屋..段々とこの環境に順応していかないと生きていくことすら出来なくなってしまいます。作者も客を取ることに何の苦悩も感じなくなったり、腹を立てて嫌みを言ったりなど、吉原の生活に順応していくようにも見えますが、何とかしてここから脱出してやるという芯の考えだけは変わっていませんでした。当時の現状を知ることができる貴重な内容だと思います。
04/12:chihi
04/09:まり
04/06:ユメコ
花魁という、いまとなってはファンタジーな世界に興味をもって読みました。そして、軽々しくファンタジーと思ってたことを反省しました。苦界に落ちるということは、金銭で自分の自由・権利・体・心を縛られるということは想像を越えて過酷です。普通の文学好きな乙女が売られて騙されて・・・ 冷静で淡々と描こうと努めてるこの書は当時の吉原の風俗を知るにも最適だし、過酷な世界について真剣に考えさせられた。周旋屋に騙されたと思ってた筆者が母にも騙されてたのでは、と気づく描写に心が重くなった。
大正時代の吉原の花魁の日記。花魁という言葉に惹き付けられる人は多いと思う。私もその一人であるのだけれど。この本を読むと、彼女たちは何を思って生きていたのかがよくわかる。花魁という言葉は綺麗だけれど、いるのは苦界ということを実感する。慣れてしまえば楽なのにと思ったけれど、社会の不条理に慣れてしまわずに告発した彼女。諦めて慣れていこうとすることが多い自分を恥ずかしく思った。
03/08:RYOKO
02/28:troeb
02/25:kanacyan
吉原での生活を綴った日記。大正15年に出版されたとは思えないほど。物事に掛かる代金がいくつか載っていて、借金が減らない様がよく分かる。その数字の記録があるからこそ、娼妓の生業の合間に書かれる日常に引き込まれる。脱出時のちょとした機転や、堂々とした受け答えに、彼女の知性がよく出ていると思う。表紙のイラストだけが・・・残念。
02/20:benisuzu
02/11:まるぽん
01/23:柘榴
寝る前に少しだけ眺めるつもりで本を開いたら途中でやめることができなくなり、結局一気に読了してしまった。日記の写しであることが信じられぬほどしっかりした読みやすい文章だが、これほどの知性と教養を持った女性が、何も知らぬまま苦界に投げ入れられた不運を思うと哀れでならない。辛酸を舐め、あっという間に大人びていく精神も悲しかった。吉原脱出を決意するに至るまでの経緯を省かれている点、かつての検閲により少なからぬ箇所が読めない点が惜しい。漫画絵っぽい表紙絵はノンフィクションである本書には合わないように思った。
01/16:白翼天使@元腹黒天狗
19歳でいかにも怪しい話に騙されるか?と思うけど、当時はそうだったんでしょうね。柳原白蓮のお芝居でみる花魁みたいなきらびやかな世界だと思ってたというコメントにも、おどろきです。
大正の吉原の娼妓による貴重な日記。遊郭の裏側の生活描写の面白さもあるが、それより著者の感情や考えがとても共感できて面白い。世の中にはちょっといいことがあると思って育ってきた少女時代から、金と肉にまみれた現実の世界への落差と絶望、そして復讐心と抜け出すべき希望と、揺れ動く心情がいいのだと思う。
大正時代,親の借金のため吉原に売られた少女がつけた日記。苦界のど真ん中にいて,周りに流されれば,何かをあきらめれば,自分を少しだましさえすれば,「順応」すれば少しは楽になれるのに,歯を食いしばって踏みとどまる少女の凄絶な記録。彼女を支えたものは何か,それに「誇り」のような名前をつけてしまうと,なんだか薄くなってしまうような気がするんだけど,彼女のような人間が持つその「何か」にはとても興味をひかれる。
11/16:のた
吉原に叩き売られた女性の日記。ドラマとしては普通だけど、細かい観察眼や、情景のスケッチがよかった。
江戸の吉原を舞台にした小説みたいに粋なムードはない。苦界って言葉がリアルに響く、切ない日々。
廃娼制度を支持していた彼女は当時煙たがられたのかな。
でも私は彼女の言葉や、心象風景の表現が好きです。
この作品は学術文献として残っていただけらしいですが、十分に文学だと思いました。
10/19:R
悲惨で非人間的な境遇に生きていた女性達の実態。人間としての尊厳さえ奪われた彼女達はそれでも一個の人としての誇りを保とうとする。特に病院の悲惨さは印象に残る。著者は勇気を奮ってその生活を脱したがその後はどうなったのだろうか
大正末期、周旋屋にだまされて吉原に売られてきた少女が2年で大人となり、脱走するまでを記した日記。人一倍賢い娘はすぐに人気となり、その店で上位に入る。しかし、自分の立場が納得できず、女郎に馴染めない。それが胸を打つ。日々、日記だけを糧に生きてきたとはアンネ・フランクと一緒ではないか。近代史の大事な資料でもある。
面白い、というのは感想としては違うんですが、いろいろと考えさせられることはありました。でも、表現は割とマイルドな気がします。描かれない部分をうまく想像できないのは、自分が今の時代に生まれたからなのかもしれませんが…。当事者の日記なのに、視点が遠いというか。辛い体験だからこそ、客観的な視点で書く、というのもあるかもしれないけれど。悲痛な想いがそこにあるのは分かるのですが、切迫感がそこまであるようには思われなかった。やっぱり、わたしの想像力が欠如してるってことなんでしょうか。
09/10:あさぎ
吉原花魁日記 光明に芽ぐむ日の
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感想・レビュー:37件














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