天国までの百マイル (朝日文庫)
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天国までの百マイルの感想・レビュー(632)
会社は倒産、妻子とは別れ、エリート兄弟からは煙たがられる四十男の主人公が、心臓病の母を救うため東京から160キロ(100マイル)離れたサン・マルコ病院をめざす、という話。母子の情愛を描いた良い作品なのだけど、思ったほど感情移入できなかったのはなぜだろう。大学病院の藤本医師やサン・マルコ病院の曽我先生、長田先生はカッコいいと思った。
子供たちを苦労して立派に育て上げたのに、苦労させたことを悔やんでばかりいる母親。昔の苦労を思い出すまいとして、あまり母親と関わらない安男以外の子どもたち。幸せだと母親をかえりみなくなるのだろうか。貧乏だからこそ、安男は母親を気にかける。そんなものなのかな。 マリさんの想いは非常に美しい。好きな人に幸せになってほしいというその想いを持ち続けるのは難しいと思う。辛すぎる。 感動的な話。
85点 ううっ、ぐすん。こんなのはもう反則です。涙と鼻水でグショグショです。100P程で2度目の号泣です。あまりに泣かされて一時中断です。いったいどこのカスタマーセンターに苦情を言えばいいのでしょう。→再スタート。ううっ、ひっく。こりゃもうやっぱり違反です。最後まで涙と鼻水ダーダーです。マリさん、あんた最高です。人は一人じゃ生きられない。いろんな人のあったかい愛で生かされている。願わくは自分もそんなあったかな一人でありたい。そんな、普段分ってる様で実は忘れちゃってる大事なことを思い出しましたよ。ふぅ。
人生何十年も生きていれば少なからず自分に奢り、他人への感謝の念を忘れることもある。親子愛、夫婦愛。私心のない愛に他人は感動し動かされる。それに気づくタイミングが早いか遅いかだけ。主人公の姉兄弟も同じ。母親の「食べさせること」。2人の子供からの”提案”。マリの切なく一途な愛。このような気持ちを大切にしたいですね。
こんな重症患者を遠くまで普通車で搬送するなんて無茶でしょう!! と、突っ込みを入れながらも・・心臓発作を起こした事が有るので真剣に読みました^^;
本を読んで久し振りに泣きました。 母の子に対する無償の愛を感じました。 どんな時でも子どもの幸せを願う母。 自分は1人で生きているわけではない。 いろんな人に支えられていて, 誰1人として欠けていい人はいないと思いました。
安男へのマリの想いが素直すぎて・・強い女性だと思った。母親の言葉には共感できるものがありすぎた。
とても読みやすい印象を受けました。 内容も、主人公を通して親を想う子の気持ちが伝わってきて、子というのはこうあるべきなんだろうなと思いました。
母親の愛、息子の愛、恋人の愛、自分を取り巻く人々の愛・・とにかく優しさと愛に溢れた作品。特に印象的なのは「自分はいつ死んでも良いけれど、自分が死んだら息子がダメになってしまうから自分を生かして欲しい。」と願う母の愛と、「愛されることは幸せじゃないけど、愛することは幸せだもんね。」と語るマリの愛。電話で話すシーンは涙より先に鳥肌がたった。・・・忘れられない作品。
本を読んで、こんなに泣いたのは久しぶり。ほんとに困った時に助けてくれる人ってどれぐらいいるものなんだろう?自分の保身より優先して、力を貸してくれる人。そして親孝行したくなる本でもあります。
前回は図書館で借りた物でしたが、先月購入。何度読んでもやっぱりいい。マリちゃんの優しさと愛の深さと強さは、残酷過ぎるほどだ。いつか本当に愛する人と幸せになって欲しいと思う。お金があれば幸せになれるかもしれない、けれどお金が手に入って幸せになったら、人間性が豊かになる事とは限らない、そう改めて感じた。
友人にオススメしてもらった御本です。浅田次郎さんの御本に、この御本に出会えて幸せです。出てくる人物全員が「いい人」なんて軽い言葉では言い切れません。女性としては、マリちゃんの存在が大変印象に残りました。愛することは、幸せ。私の目からぽろぽろ涙が溢れました。この世はきっと、この小説の人達のように本当はあたたかい人ばかりなのだ、と信じたくなる作品でありました。
感動です。母親の強さ、誰かを愛することはこんなにも素晴らしいのかと気づかされました。とても良い作品でした。もっと浅田さんの作品読んでみたくなりました。
浅田さんの書かれる人間像は、どれも泥臭くて素敵です。一見すれば洗練された人物であったり、血も涙もない冷血な人間であっても、一皮むけば生の人間が潜んでいる。この作品も例にも漏れず、そういった人物が多く登場します。特に終盤で明らかになる藤本先生の人柄は、医者の理想像だと感じました。もちろん「理想」ですが。
ご都合主義?いいじゃない。お涙頂戴だなんてそんな安っぽい物語ではない。ひとりの人間の再生の物語。図書館で借りて読んだのだが、これは何度でも再読したい。安男の境遇に比べたら、自分なんてまだまだだな…と思った。安男の母の「幸福はお金で買える」悲しいけれどこれが現実。それをきっちり突きつけるのがこの物語だと思う。それでもなお、お金では買えない幸福があると思わせられる。
人の優しさを感じたくなると、再読する本。目的地に着いたシーンの「100マイル、ごくろうさん」という曽我先生との出会いのシーンは、鼻の奥がつんとする。自分が何を見失っているのか再考させられる。
愛されることばかり望んでいませんか?他者を愛することを忘れていませんか?母の子供たちに示した愛、マリの安男に与えた愛=「無償の愛」。情緒過剰の作品と揶揄されようとも本作で語られる理想の愛は、素晴らしい。愛することは大変であるが、愛するために「ゲンコを振って、ファイト、ファイト。」それしかない。 浅田次郎にハマるのも良いかもしれいない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 05/21
浅田次郎の本を読むたびに、あぁ私がこの小説を「本当に」理解し感動するにはまだ早い、ましてや共感は一生出来ない、と思う。けれど、そのたびにまた、でも読みたい全てを理解することが出来ずとも良さは解る、こんなに真っ直ぐ書いてあるんやから、とも思う。だって、この人が伝えたいことは年齢、性別、環境関係なく大切な家族のことやから、この本も例外ではない。誰にでも届く言葉で誰にとっても大切なことを説く、浅田次郎らしい暖かくて少しだけ切ない本でした。
情がたっぷり詰まった作品。親になり、親はこうあるべきだと気がつかせてくれる。 母親として子供の人生が忙しくて親を忘れるくらいが幸せだと言える人は凄い。 母親とマリとの無償の愛に本当に何が必要かを気がつかせてくれる作品。
十数年前だったが母親が心臓の手術をした。まぁ大丈夫だろうと思い見舞いにも行かなかったが、なんかこの小説に出ている長兄次兄のような感じかもしれないとちょっと反省した。読んでいてちょっと辛かった。かなり長い手術後に下の妹から手術が無事に終わったという電話があり泣き出されたのにはちょっと困った。そして、かける言葉が見つからなかったのが情けなかった。そんなことをこの小説を読みながら思い出してしまった。
やっぱり浅田次郎さんの描く、ろくでなしやけど本当は優しい心を持っているキャラクターが好きです。
曽我先生も長田先生も藤本先生もマリもかっこいいです。
そして、何よりも母親の偉大
さと苦労を教えてくれました。
会社がつぶれ、妻子にも逃げられ、兄や姉からも見放されたダメ中年が、瀕死の母を救うために奔走する話。お涙頂戴とは違う、染み渡る感動がある気がする。たまにはこんなのもいいよね。
久しぶりに花粉症ではなく感動して泣きました。マリと曽我先生、そして安男の母が素晴らしかった。愛する人の為、子供の為に生きるとは何かを考えさせられました。今回初めて浅田さんの作品を読みました。もっとほかの作品も読みたいです!
冴えない主人公の鬱屈した感じを書き出しから受け取ってしまったので、なかなか読み進められず日を開けて読んでいました。でも、母の病状を知った兄弟が一同に集まってからの展開にのめり込みました。個人的にはサン・マルコの二人のドクターの軽妙な語り口が好きで、キャラでは金貸しの片山の情に熱い感じが気に入ったなー。マリ、母親は当然のこと、妻の英子や小林にまでカッコ良さを感じる。そんなに長い本じゃないしストーリーもシンプルだけど、一瞬しか出てこないキャラクターが読後にこんなに印象的に自分の中に残っていることに驚きました。
☆☆☆☆★ 浅田節炸裂。ラストまで感動の渦に引きずり込む技法はさすがの一言。こんな医者ばかりなら、多くの患者さんが救われることでしょう。良く出来すぎていたのが唯一の欠点でしょうか。。
天国までの百マイルの
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感想・レビュー:121件










































