13日間で「名文」を書けるようになる方法
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13日間で「名文」を書けるようになる方法の感想・レビュー(153)
この本から学んだことは、名文を書く方法でも、文学についてでもなく、「ことば」を紡ぐ人間の生き方だ。それは『一億三千万人のための小説教室』を読んだ時も同様に考えた。その高橋さんの「ことば」の哲学から生まれるのは、智慧だけではない。それよりも、「わたし」から「あなた」へという、矛盾の無い、人間の「優しさ」というものがあるのではないか。高橋源一郎さん、本当に私が尊敬する人です。
面白かったけれど、作者が教壇の上で良い人を演じようとしている気配が、少しだけ感じられた。それはそれで新鮮だったし収穫。友達に贈る本の候補だったが「一億三千万人のための~」の方にします。
自己紹介とは、それを読んだことでよりその人を知りたいと思うような何か。文章が赤の他人に何かを伝えるために存在しているのなら、より良く伝わったものが名分。 文章を書く上での技術的なことではなく、文章を書く姿勢、文章との向き合い方を書いた本。
ついつい、高橋源一郎さんが小説論について書かれた本を買ってしまいます。なにより、面白いのが一番の理由です。そして、今回も質が高いです。高橋さんは大学で講師をしていて、その講義形式(一章30ページ弱×13コマ)で進んでいきます。講義だから、宿題も出ます。読みながら、本の中の高橋さんとお話しながら、宿題をしながら、文章について学んでいくことができます。
内容は変わらず引き込まれる。言葉の持つ効力、それはすなわち自分以外の誰かになって思考できる、という事。その素晴らしさと困難さを教えてくれる。唯一、気になったのは学生の反応。こんなノリノリで素直な反応をしてくれるのだろうか? というか少々、白々しい。僕が大学生だったときは授業中に教師に向かって話しかけることすらしなかったような。高橋先生の人徳がなせる業なのか、それとも記憶の捏造なのか。う~ん、分からない。
★★★★★/5 「言語表現法」の授業の再構成。「名文」を書く為の指南本、では全くない。言葉とはなにか、書くという行為とは何か、そして私とはなにか。これはとてもよくできた「哲学」の本ということが、読み終えてよく分かる。Susan Sontagの「自分について、考えるな」という言葉や、Le Guinの「左利きの卒業式祝辞」(村上春樹の壁と卵の話を思い出させる)の中の、抽象のもつ美しさと具体の豊かさ、そして生徒の詩「私のカメラ」。言葉の持つ力と、他者を信頼しきる高橋さんの姿勢に感銘。死ぬ前に会えて良かった一冊。
当然のように「名文」が簡単に書ける方法が紹介されているわけもなく、そうした意味では“少しも役に立たない”が、“少しくらいは役に立ってしまう”本があふれかえる中ではかえって貴重な気もする。スーザン・ソンタグを読もうと思いました。
勿論、読んで名文は書けない。ハウツー本ではない。ただ、学生の文章に耳を傾ける。学生時代受けたい講義だ。二十代の学生、恋しか考えていないのかな?懐かしく愚かな昔を思い出す。何故、書くのか。読めば答えはないけれど考えさせられる本。
これはもしかすると、思い悩む十代二十代に向けたユルイ哲学入門書、なのではないだろうか。久しぶりに、読んで良かったと心から思える本だった。まったり気持ちいいー!因みに、タイトルから想像されるような内容でないことは確かです。
タカハシさんの文学論は僕とは波長が合うんだな。ということでこの本も美味しくいただきました。あ、レトリックや文章構成のハウツー本では無いので、それを期待する人にはオススメしません
「わたしたちは、相手を「知らない」から「恋におち」、その結果、相手を知ろうとして、やがて、その「恋」を失うのです。 /つまり、わたしたちは、「恋愛」を失う条件を作り出してしまうために、命がけで「恋愛」していることになるのです。」
明治学院大学で行われた氏の講義録という体裁ですが、「1億2000万人のための文章教室」同様、名文/ことばについて考え、獲得していこうとする試みを記した「作品」です。作品としては「…文章教室」の方がまとまってるし、妙な力をもっているのですが、これについては序章の「初日」に紹介されているスーザン・ソンタグの文章が素晴らし過ぎて、この文章に触れられただけでも読んでよかったかなと思えました。
まぁ、タイトルは大げさ。もっと下手でもいいから、自信もって文章を書こうよという高橋先生のウェルカムな姿勢が感じられました。おそらく、じっさいに書いてみないと「名文」にはたどりつかないかも。
独特の切り口で、「名文」というより「物語」として楽しめた。また、「書く」というアウトプットよりも、「見る」「感じる」というインプットに関して勉強になる。
高橋さんの文章はもともと読者と一緒に考えてみようという感じのゆるい文章なのだけど、学生との講義録だからさらにゆるい。学生の文章を高橋さんほど「面白い」と思えないのはわたしがまだまだ未熟なんだろうなあ。ゆっくりと「文章」について考えることができた本。
明治学院大学で行われた「言語表現法講義」をまとめた1冊。自己紹介を書かせる講義から初めて、1人へ向けて書くラブレター、万人へ向けたバラク・オバマの演説へと流れ、最後に1人1人が「演説」するという講義の構成が最高。読むと無性に文章を書きたくなる。どんな文章を書いても、確実に「わたし」はそこにいるのだから。
明治学院大学で実際に行われた「言語表現法講義」をまとめた本とのこと。薄々予想はしていたが、タイトルに反してテクニカルな内容ではない。どちらかというと「名文」とは何かをあれこれ考える講義。高橋源一郎は僕にとってずっと気になる作家であり続けつつも、いつまで経ってもその「形式」に違和感がつきまとう作家であることも事実。時折突き刺さる内容があるので読み続けているのだが。
とってもおもしろかった。これは文章術を身につけるための本というより、そういう体裁の小説であると思う。「名文」とは何か。それは端的に言って、その文章に込めた思いを「誰か」に伝えることができる文章のことだ。この「誰か」にはまず第一に「わたし」に伝わる文章を書くことから始まる、すなわち自己紹介である。「わたし」から「あなた」へ、最終的にはたくさんの「あなた」たちへ、伝わる文章を考える。そして、どういった文章が「わたし」に伝わるのか、素朴に考えてる学生の姿に好感が持てる。「ラヴレター」と「憲法とカフカ」あたりが好
大学の講義をまとめた本。「名文」を書くための方法を教えるのではなく、文章とはどういうものか考える。そしてとりあえず書いてみる。引用されている文章や生徒の書いた文章が面白かった。文章とは何か考えると同時に、何か書いてみたくなった。
名文を書くには、まず書くこと、読むこと、見つめ直すこと。ハウツー本ではなく、内容はもっと深い。哲学的でさえある。「わたし」と「あたし」、「アメリカ」と「アメリカ合衆国」。そして、「国」とは?書くことによってのみ説明出来ることもある。たくさん紹介される文例がまたいいなぁ。「名文を書けるようになる」というのは、テクニックではなく、姿勢のことなのですね。きっと。
書き始める前に読みたい本。言葉の泥沼に浸かっている僕には天啓のようでした。文章を書く、そのわたくし。私小説というものの良さとか悪さについて考えていて、しっかりとした形で頭に浮かんではいないけれど、その答えがあったのではないかという風に思う。
『13日間で「名文」を書けるようになる方法』を読了。名文の書き方には、少しも触れていない。でも、書きたい気持ちはでてきた感じがする。自己紹介→ラブレター→憲法前文→オバマ演説→詩→演説・・・という講義のプロセスを経て、やがて文章表現の、というよりも自分表現のひとつの方法が、浮かびあがってくるようだ。もしかしたら、名文(?)を書く秘訣に気づいたかもしれない!と思わせる読後感があるのは、自分だけじゃないはず。
触発される本。名文はたぶん書けない。この本を読んで、いわゆる名文は。でも、何か書きたくなる。手を動かそう。考えよう。 ここのコメントが皆長いことでもわかる。「ひだりきき」と「希望」。うん、触発された。
「とりあえず、書いてください。そして、詰まったら、その時は、考えてください。なにを考えていいか、わからなくなったら、また、書いてみてください」「きわめて個人的なできごとから出発したものだけが、遠くまで、即ち、あなたたちにまで、目の前に存在しているのに、ほんとうのところは遥か離れたところにいるあなたたちまで、たどり着くことができるのです」
実際の講義を基にした本で非常に読み易く、それ故いつも以上に文を書くことについて考えさせられました。「左利き」の視点はやっぱり常に意識しないと。
高橋さんの著書でありますから、もちろん「上手い文章」を書ける様になるためのハウツー本ではありません。もの事の捉え方、そして、自分になりに、それ、についてどう考えるかのヒントについて語られた一冊です。「講義」という形になっているせいか、時々、説教くさくなっている所が個人的には少しイヤでした。名著『一億三千万人のための小説教室』で言っていることと「根っ子」は同じなのでので、同書に感銘を受けられた方は読まなくてもいいかもしれません。引用されているオウエンの詩『不思議な出会い』に心が打たれました。
感想を書くのがむつかしい本のひとつであることは確かだ。えっと、高橋先生が仰ったのは、「文章を書く」ということはどんなものであっても決して私だけではできないのだということではないか。私ひとりでは完結しない、ままならない、という不能の感覚があってはじめてものが書けるのではないか。そんなことは言っていなかったかもしれないけれど、ぼくはそれを読んでしまった。
これほどのフリーダムさと教養を兼ね備えた講義は、大学通ってても年1,2回であえるかどうか。それと同時に、フリーダムさと教養を兼ね備えた文章は、人の心に響きやすいのではないかと思った
深いなあ。考えて、戸惑って、ことばにしていく。ことばを使うことで分かることもある。読み終わったけれどもまだ、ぐるぐる回ってうまくまとめられない。
もっとTips的なものが多くある実用書っぽいものだと思っていたが、講義の内容を小説風にまとめたようなものだった。それが心に残る感じで楽しく読めた。講義の内容についても、名文を書く具体的なやり方を教えているのではなく、「文章」と深く関わる方法について様々な角度からアプローチしていくやり方が斬新だった。読書メーターの感想もいつもうまく書けないと思っていた私にとっては「感想文は5点でよい」という言葉にちょっとほっとしてみたり...。私も子供がいるので息子さんの話にぐっときた。
生徒たちの書いたものや参考文献として挙げられる文章が面白かった。文章書きのノウハウとしてはそんなに目新しいことはなかったけど。よく考えること、他人になってみること、言葉で到達できる遠いところへ行ってみること。違う世界を垣間見ること。
13日間で「名文」を書けるようになる方法の
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ナイス!






























