メタボラ

メタボラ
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桐野夏生
小説

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メタボラの感想・レビュー(343)

桐野作品はその文章力に相変わらず引き込まれる。若者の貧困…。雄太も昭光も結局親に見捨てられたってことか。教育がないとまともに働くことってできないのかと、仕事について考えさせられた。ラストはあっけなかったけどそのあたりもリアルでどうしようもない感じもする。

初桐野作品。すごく面白かった。他の作品も読んでみよう。

主人公2人(ギンジとジェイク)は好感が持てるキャラで良い。 安楽ハウスの釜田と香織に後半苛ついて仕方がなかったw それとは対照的にイズムは後半株が上がった。 桐野さんの作品には良キャラが多いと思う。 勿論ストーリーも面白い。 ほのぼの少々、ドロドロ抜群、後味の悪さ抜群。 ★★★★★

記憶喪失になった『僕』は《闇》から逃げてる途中に昭光という男と出会い、ギンジという名前をもらう。自分が誰なのか、何故記憶を無くしたのかわからぬまま少しずつギンジとして歩み出すのだが…主人公が男のせいか、全体的に桐野夏生さんっぽくない。長いので、間少しダレてきた感じはしましたが、ラストがいい感じに締まっていました。でも一度読んだらもういいかなぁー。

なんなんだろうな。読んだ後とても暗い気持ちになる。前半割と楽しい雰囲気を醸し出しつつ、後半はもう切ない位に暗く絶望感で溢れる。せめて希望を持たせて終われよ。ラストも納得いかなかった。

桐野の作品というだけで読み終えた感じ。記憶喪失で山を下ってきている時はこれからSFか?と思った。集団自殺で生き残って記憶を失くして生き直すというのはどんな気分だろうか?
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/28

派遣労働、集団自殺など、時事的なキーワードをこれでもかと散りばめているものの、掘り下げが甘い印象。特に沖縄の描き方が、紋切り型であまり深みがない。筆力はさすがなので最後まで飽きずに読んだが、もう少しおもしろい結末を期待していたので、なーんだ、と拍子抜けしてしまった。

あああ,おかげさまで充実した一週間となりました。ありがとうございます,桐野さん。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/22

うーん。面白いといえばおもしろかったけど、間違いなく再読はしないだろうなあ。なんとなく途中から結末が見えた感じ。集団自殺、若年層の貧困など、時事ネタにも、心をつかまれなかったし。

RIN
前半は、真保裕一氏っぽいお気楽社会派エンターテイメントの雰囲気で、桐野氏らしくないなあ、と思いながら読んだが、中盤以降は、まさに桐野ワールド全開。記憶をなくしたギンジの過去も、沖縄社会の歪みも、怖すぎて哀しすぎ。あらゆる人間に美しいものも正義もない、という印象を与える桐野ワールドは、決して読後感が良いとはいえない。それでも読んでしまうのは、多かれ少なかれ自分の中にそういう負の要素を認めてしまうからだろう。それにしても、この結末は。。。。あと。琉球弁がわからない><。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/04

読み終わって鳥肌が立ってじんわり涙が出た。この人の本は初めてで最初の方の歯ブラシやタオルの描写に嫌悪感があり読むのを止めそうになったが読んで良かった。何というか…凄いの一言。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/23

記憶を失い、ぼろぼろになった状態で山から下りてきた「僕」は、独立塾から逃げてきた昭光と出逢い、「ギンジ」という名をもらう。一文無しで自分が誰かもわからない「僕」と、背も高く男前で天真爛漫、楽天家の昭光がどのように生きていくのか、そして「僕」はなぜ記憶を失ってしまったのか。 沖縄を舞台にして繰り広げられる二人の生活。「ウチナー」と「ナイチャー」という言葉に象徴される、移住者が増え続ける現代の沖縄の問題。旅人として沖縄を訪れる人と、沖縄に永住しようとしてやってくる人々。 青い空、白い雲、青い海、白い砂。さ

桐野夏生はやっぱり人間のいやらしさを描くのが上手い。読んでいて気持ちのいいものではないけど、惹きつけられる。ジェイクの方言が好きだけど、意味がわからないのが多かったので訳もあればよかったなー。「メタボラ」って何か意味があるのかな?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/19

分厚く内容も濃くて面白かった!女の子に結構モテるのにジェイクに一途だったのはやっぱりゲイだからなのか…中国人とのシーンが妖しい感じでドキドキした。色々重い内容だったけど、 そんなに重苦しく感じなかったのは方言のチカラだと思う。私的にあの後二人は出会った頃みたいにまた一緒に逃げ続けて欲しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/22

なぜか昔から同性愛者に惹かれる…そういうのを腐女子と言ったりしてたようだけど、もぅ古いのかしらん。私のは、そ〜ゆうんじゃないけど。たぶん…。なんか諦めなくちゃいけないトコがはっきりしていて潔いのがキモチイイのかも。ま、どこでも個人差はありますょ…えぇ。

様々な人間たちの思惑というか、生々しい現実が詰まった、明るさと暗さが共存した小説。先が気になるというわけでもないのだが、世界観が秀逸でとっても面白い。だけど、ラストがなあ……アキンツはそうなりますか。うーん……そうですか。ラストだけが納得いかない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/22

何度か読み返している本。桐野夏生の書く1人1人の生々しい生と死にはいつも引き込まれる。執着的な、図太い生命力に溢れる女に比べて、男は心許なげなものだと思った。みんなが自分本位で生きて行く中、常に誰かに寄生して頼らなければ生きる目的を見出せない雄太。人が去る度に孤独に突き落とされる彼は、何とも生きる要領が悪いと思う。やっぱり女の方が折り合いつけてうまくやっていくんだろうな。あばっズミズミ
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/17

rue
桐野夏生さんはOUT以来。読んだ時期が悪かったのか、読み進めて行くのがつらかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/16

ま、身勝手な釜田と香織に最終的にはバチが当たったという話。アキンツと主人公がムニャムニャ…の描写があるともっとよかった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/14

記憶を失った青年が、見知らぬ土地で必死に奮闘する話。この主人公が良い意味で、図太く逞しくなってゆくのに深い感動を覚え、次第に文章から目が離せなくなった。その他の人物の描写もそれに負けないくらい面白く、この作家がおそろしいのは、それらの存在に対して息がつまるような親しみを読者に感じさせるだけではなく、「自分もそうなのかもしれない」と半ば強制的に自覚させる方向に持ってゆく所のような気がしてならなかった。そういう意味では、香織さんが一番怖かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/09

桐野ワールドは「夜」が印象的。登場人物が抱える心の「闇」が大きい程、引き込まれてしまいます。なぜかスリムクラブの2人をイメージしながら読みました(^_^;)

またしても知らない世界を見てしまった。なんて平凡な私。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/20

沖縄を舞台にした青春小説。表紙がよく合っている。複数人の視点で物語が思いがけない方向に展開していくのがおもしろい。家庭崩壊と派遣労働のシーン、そして香織さんの無神経さがリアルだった。沖縄弁(?)がところどころ意味不明なのだが、それも記憶喪失だという主人公の混乱をよくあらわしていると思う。自分の人生をよりよくしようと思っての行動も時と場合によってはその人を破壊する。取り返しのつかない選択もしなければならないのが人生。モチーフはアイデンティティと恋心。過度な恋愛感情も時には身を滅ぼしちゃうんだよね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/06

かなりの分厚さだったが、一気読みできる。ストーリー自体は軽く、気楽に読めるようなものなのだが、その裏に色々な問題意識が盛り込まれているあたりは桐野さんの手腕だな、と思う。様々な問題がこの作品内で提起されていたのだろうが、自分はいったいどれほど気づくことができたのだろうか。ただ、そうとはいってもやはりこの長さなので後半がダレてくるのは仕方がないなあ。もう少しコンパクトにまとめてくれても良かった。一番印象的だったのは、派遣労働の部分。経験がないので知らないが、かなりリアルに描かれているのではないかと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/26

自由と拘束、内と外、男と女、関心と無関心、富と貧困、社会を構成している軸がぐちゃぐちゃに交差している今・沖縄で出会ったアキンツとギンジ。明日が見えない世界に翻弄されながらも生きていく二人の閉塞感や破壊性はリアルなルポルタージュを読んでいるよう。桐野ワールドにひたれました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/23

一気に読み切りました。久しぶりの桐野ワールドよかったです。沖縄って不覚は知らないけれど、ナイチャーとのマインドのズレみたいなものやっぱりあるんだなー。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/19

新聞連載時に読んでいて、久しぶりに通読。様々な問題を描いているけど、描写がリアルなので主人公の感情に寄り添ったまま一気に読み終えてしまう。読んだ後しばらくアキンツ弁が頭から抜けない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/29

すんごい分厚さだったので、読むのに躊躇してたんだけど、早く読めばよかった!!桐野夏生さんの自分ベスト5にランクインするほどの面白さでした。沖縄の現実的な問題、若者の思想論、などなど、知らない世界がいっぱいで勉強になりました。アガー。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/11

あらすじも知らずに読み始めたが、あっという間に引き込まれた桐野ワールド。 誰しも他人には隠しておきたい心の闇の部分。 私は桐野作品を読んでいていつもハッとし、自分の闇と重ね合わせている。 何とも重い読後感。 直後の就寝では悪夢を見ました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/15

記憶を無くした人間は魅力的なんだな、とギンジが徐々に記憶を取り戻していく過程で思った。ギンジの詳細が明らかになっていくにつれて、昭光の話を早く読みたくなった。ギンジに感情移入していたのかもしれない。物語のラスト周辺はもっと昭光の話も入れてほしかったなあ。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/14

鋭い視点で若者の生き様を描いてる。面白かったがエンディングがちょっと惜しいかな。新潟工場への住み込み派遣やドミトリーなど知らないことが多く新鮮だった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/12

くーー。 この人の本って読むと、すっごく現実を突きつけられる感じがするんだよなぁ。 面白い、面白いんだけど、肌に合わないのかなあ。 読み出したら夢中になるんだけど。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/07

★★★★☆

主人公2人はもちろんのこと居場所を求めてあがく2000年代の若者達の描写が生々しく息苦しく感じるほどでした。派遣(請負)労働で鬱屈する日本人とがむしゃらな中国人の対比から昨今の日中関係を連想しました。日本はこれから大変かもしれません
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/04

序盤からは沖縄問題に絡むとは思わなくて驚いた。新聞連載だったせいかな。なんくるないさーでどうにもならない感じがジワジワくる。 ジェイクとイズムさんの喋りが面白い。偽装派遣で請負問題のあたりは、主人公の最後の手段じゃなかったわけで、あまり深く考えられなかった。そのへんは中国人労働者のほうに興味をそそられた。 柏崎が薄暗く使われていて苦笑。そんなに暗くもないよ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/10

いまや私もいまや非正規雇用者なんですが、就職氷河期の直前に就職した私には、あんまりピンとこない話でした。でもそもそもの根底にある問題は、家族を守れない大人たちにあるような気もする…家族を守れない大人が社員を守れるわけないし。この国の家族の崩壊ぶりはある意味あっぱれ。これだけ壊れている現実をみれば、夫婦別姓なんてささいなことだと思えます。でも桐野さん、これが2作目なんですが、やっぱり苦手かも。

引き込まれて約600ページを物ともせずに一気に読破。 沖縄のゆったりとした空気感の中で登場人物たちは痛々しく喘ぐ。 それなのに渇いた印象を受ける読後感、しばらく余韻は残ったまま…。 とにかく衝撃的で打ちのめされました。 深く深く考えさせられる作品です。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/13

日本という国が成長を止め、失われ続ける時代に大人として社会に出ることとなった若者たちをリアルに描いた傑作。どちらが出口なのかも分からない絶望的な脱獄記であり、壮絶なサバイバルの物語でもある。うそ臭いハッピーエンドにならなかったのも良い。かなり長いが、読む価値ありの名作。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/09

☆☆自分探しという名の時間つぶし、タテマエを振りかざす偽善者、格差の底辺に置かれた若者。日本人って本当に大人になりきれないんだなぁ。うん?オトナって何だ?
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/20

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メタボラの 評価:58 感想・レビュー:100
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