小説の読み書き (岩波新書)
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小説の読み書き 岩波新書巻の感想・レビュー(52)
この本を(というか連載を)こういう形で書くのはとても大変な作業だったと思う。文学史的な評価や鑑賞がある程度定まっているものを自分なりの読み方・視点で(ある意味ズレた観点で)「プロの小説家」が書くことは批判と背中合わせだ。実際、幸田文の回では大きなミスをしてしまっている。それでも「文学史としてはこういう評価をされている」みたいなエクスキューズを入れないのはやっぱりスゴイし、だからこの本は面白い。
01/01:宇之吉
11/02:ゆうき
10/14:ヌーベル
日本の近代文学を読もうとするには、良い入門書。小説家である筆者が、自分の経験、思想を交えて解説していきます。“解説”といっても堅苦しいものではなく、気楽に読めます。時折される引用、特に志賀直哉の『暗夜行路』の箇所には笑ってしまった。
09/30:御荘燈華
07/15:tjmtg
最高に面白かった。こんなに夢中になって読んだ新書は久しぶり。いままで自分が様々な小説を読みながら延々と気になっていた種類のことが、なんとも明快に書きあらわされていて興奮した。この本全体に流れる、「文体」をおろそかにする全ての存在への、怒りのような歯痒さのような、激しい感情にときめきました。この作家の文章に触れるのは初めてだったけれど、すっかりファンになってしまった。自意識との間合いが抑制された気持ちの良い文章。彼の小説をぜひ読んでみたい。
05/21:audubon
05/10:toshy
05/08:akybe2011
各小説の凄い点というのは素人にはよくわからず漠然と読んでしまうけれど、プロの小説家は小さな部分であっても見逃さないのだ。言及されているどの作品も魅力的に思え、読みたくなる
03/30:ユキくじら
02/15:NOx_xLA
12/17:Nemanoc ver.1.1.2
11/24:悦子
11/02:machii
佐藤正午という作家がいるのは知っていたが、著作は読んだことがなかったので、先入観なく読んだ。作家の目を通した感想文であるが、取り上げられているのが有名どころばかりなので、既に評論家の俎上に上がっているはずで、今さら感は否めなかったが、着目している部分が独自で面白く読めた。考察が合ってるか間違っているかじゃなく、プロはそんなところまで見ているんだなあ、と感心しきり……
小説家だという著者の読書感想文集。この人の感性は、少なくとも私のそれとは大幅にずれていました。岩波文庫の人気ランキングを「私たちの一番好きな小説家」とイコールにする感覚は苦笑を通り越して不思議ですらありますし、いんぎんの煮豆を「慇懃の煮豆」だなんて、そもそも日本語のセンスがおかしいんじゃないかと思ってしまいます。紹介されている作品が好きなものばかりなだけに、そうじゃないんだよなーと苛々するばかりの一冊でした。この人の小説は読んだことないけど、私にとってつまらん作家だろうなということだけは「読み切り」ました
日本文学の有名どころを、小説家の視点から読み解いた一冊。文体のクセとか、描き方の特徴などを分析していて、有名作品を新たな視線で楽しめる。日本文学が好きならオススメ。
07/09:てふてふ
中年の佐藤正午という作家が、若い時に読んだ小説を読み返した感想文。面白かったのは芥川龍之介『鼻』の段。芥川の加齢と比例し、作品年齢が若返るという解釈。作者は作品に生気を吸い取られてたのかも。
小説家による、文豪や過去の名作についての「読書感想文」(?)です。まず、こういうことをやる勇気に拍手。面白かったのは、テーマ等というよりは、文章の書き方、単語の使い方についての意識を常に念頭に置いているということ。このフィルターを通すことで、言及されている作品どうこうより、佐藤正午作品についての理解が深まる感じです。彼の作品はふたつくらいしか読んでおらず(「5」「ジャンプ」いずれも日常の中の超常現象的なお話)、極めて通俗な小説家だと思っていたので、少し見方が変わりました。
02/27:春のくま
02/15:かんめ
「たった一行の文で、作家は読み切られることがある。」小説家の視点からの読みなんて聞くと、作品自体よりも作者のほうに重点を置くような印象を受けるけれど、佐藤正午がしているのはまったく逆のこと。書き手としての意識の高さに感服した。
01/02:ラビットパンチ
09/30:さとる
09/13:ygreko
11/24:halfpint
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感想・レビュー:23件














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