社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)
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社会学入門―人間と社会の未来 岩波新書巻を追加
社会学入門―人間と社会の未来 岩波新書巻の感想・レビュー(214)
私が今まで生きてきた社会の構造を、論理的に言葉で示してくれる。
それが理論なのか、ただの経験から来る常識的な説明なのかはわからない。現代社会理論も読もう。
一茶の歌、「ハナ」という言葉のエピソードが好きだった
本書は一般的な入門書の体裁をとっていない。既存の枠に収まらないほど個性が強い一個の探究者の思索の簡潔な記録、といった趣の本だ。魅力的なアイデアが多々提示されるも、文体が洗練されすぎていて逆に分かりづらい部分もあり、無難な入門書が読みたい人は他を当たったほうがいいかも。ただ、序章で示された著者の熱い思いには感動した。
社会学の試食をさせてくれる本。美味しい部分を小出しにして、もっと深く味わいたいなと思わせておいてそこで寸止め。この一冊だけでは何がわかったのかがわからない。まさに入門。というか入門を奨励する上質なパンフレット。ちょっと社会学勉強してみようかな……
ぼくらの生きる社会はどういう特徴を持った社会なのかということを、本書は教えてくれます。近代的な社会とそうでない社会───インド、メキシコ、ブラジル、前近代の日本───との比較を通して。あるいは生物学の知見に基づいた非常に巨視的な観点から。90年代の若者達の短歌から。戦後日本の社会史から。キリスト教の教典から。どれもこれも面白かったです。そして、未来の社会はどうあることができるかについて、見田さんの構想なんかも述べられています。1章とそれに続くコラムが好きです。視野が広がりました。
最近とある本と講義で入門と概論の違いについて知った、これは入門である。概論ではない。社会とはどういうものであるか、現代社会においては多様な価値観が社会の定義すら難しくしているが、その時代の作品の分析によって社会に渦巻く思想を知ることができるという、その一点で社会学とは何かというのを独自に展開していた。正直、わからない部分が多かったので、期があれば再読したいと思う。
社会学を学んでいる学生です。正直社会学がよくわかっていないので勉強しようと思い読んでみました。これ一冊を読めば社会学がわかるなんてことはありませんが、とりあえずモチベーションはあがりました。
見田宗介入門書。個人的には夢の時代云々については授業で既知のことだったので、序章から二章までが新鮮でした。「自分にとってほんとうに大切な問題に、どこまでも誠実である」という態度に関して、序章はとても素直で実感がこもっていて迫りくる文章でした。一方で〈交響体〉云々のところはどうも宗教チックな感じがしました。(最近の大澤真幸の〈気持ち悪さ〉に似てます。)この、思想にも、宗教にもなり切れない感、何なのだろう。
社会学の入門、解説というより、見田宗介という日本でも有数の思想家の入門書という方が正しい。学問の入門としては使えないが、社会学を探求する深層の大切な部分は普通の本より色濃く出ている。マクロな文明、社会の移り変わりが愛や他者というエロス的領域をいかに変容させるか、それを見定めた上で広く、深く触発し合う共同体=交響体をどう求めるかの、理論的な出発点が描かれている。社会学をスタートに、思想、文芸評論が上手いのは弟子の大澤真幸もそうだが、見田さんはさらに感性が細やかで読んでいると感覚が開かれる名文だ
『社会学入門』という書名ではあるものの、社会学の理論などを体系的に記した書物ではない(個人的にはそういう本であることを期待していたのだが)。あまり興味をもてないかと思いきや、著者の分かりやすい文体の影響もあってか、比較的さらさらと読めた(もっとも、後半になるにつれ難しく思えたのだが)。社会学の間口の広さ、懐の深さがよくわかる一冊だと思います。
その時代に生きる人間たちの関係や自分のあり方 世界の見え方 ものごとの感じられ方がどのように変容してきたか わかりやすく書かれている人間と社会の歴史の過去 現在 未来のなかで 万人がシーザーである社会を作ることだとおもった
入門書といっても社会学概論ではありません。理論的な話は最初と最後だけで、あとはエッセイのようなスタイルで社会学的見地からさまざまに現代を語ります。社会学の奥行きを体感できる著作であり、これこそが入門書なのかも。
見田宗介は始めて読んだが、魅了された。読み方によって、入門書にも概説書にも深遠なる福音の書にもなるのだろう。個人的には、最後の補章の射程と論旨展開(転回)に圧倒されるとともに、身震いするような知的興奮を覚えた。このような読後感を残せる本こそが、本物の「入門書」なのかもしれない。ことあるごとに立ち戻ってきたいキーブック。
これで社会学について十分理解したとは思わないが、読みやすくて面白かった。何となく分かったつもりで分かっていない箇所もあると思うので、いずれまた読み返してみたい。
読むのに頭も心もいっぱい使う。私の好きな教授が尊敬している人の本。社会学専攻してもう一年たつのに全然理解できなくてふがいないや。でも感じる→理解するってしていけばいい気がする。何度も読み直したい、原点となる本。大切にしたい。
何かしらの証明ではなくむしろ不完全な理論で読者を社会学の深みへと誘い込もうとしてるから入門なんだろうか。不完全というと言葉が悪いね。まだまだ先がありそうな理論というか。
見田宗介は受験の現代文の教材か新聞のコラムしか読んだことがなかったので(恥ずかしながら)、ずっと気になってて初挑戦。おもしろい!なにより分かりやすい!「入門」だけあって社会学のいろいろな分野の話が収録されている。浅く広い感じだけど、次に読みたい本や興味のある分野を決めるにはちょうどいいかも。現代というものの捉え方の正確さ、そして絶対に絶望的にならずに社会を肯定しようとする見田さんの姿勢は凄く納得がいくし尊敬できる。引き続き見田宗介・真木悠介の作品を読んでいきたい!
入門書・概論書的な。前評判通り読み易くてすっきり。豊富な知識に裏打ちされた面白い抗議ではあるが、読み物としての性格が強いかな。学問的な示唆という意味ではちと物足りなかった。概説書の特徴上やむなし、ではある。
私程度の教養ではすごく難解でした。入門…?前半はまだ読み易く引きつけられる世界観があったのだけども、後半は言葉も文章も一層難しく、気づいたら流し読みでした。しかし、もっと知識を付けてから将来また読み直したいと思わせてくれました。とりあえず、社会って色々と考え方見え方があるんだなー…と漠然に感想を持てれば、OK?
高揚感を喚起させるような文章とともに、わかりやすい分類をもとに進められる分析。「ゆるく生きやすい世界」の構築を欲するぼくにはかなりの精神安定剤であった。入門らしく様々なところに射程を及ばせてくれているのも吉。
社会学を専攻しようと思ってる僕には入門書としてよかったと思う。ただ少しわかりにくいところがあったのでしばらくしてからもう一度読みたい。
副題に引かれて読んでみました。「社会学」という言葉を耳にしていただけで、具体的に何の学なのか全く知らなかったが、教科書的ではない内容だったので大まかなことは理解できました。ただ、最終章は難しかった。
見田の文章の魅力は、「人間の根源にある感覚や知覚様式」にとことんこだわり、その可能性を追求する姿勢にある。もはや誰もが忘れている電子メディア共同体(笑)の議論が公共圏ならぬ交響圏の話の中で甦るとか、マジでイキかけました(笑)。彼の処方箋は、世界を認識する時のフレームのバリエーションを豊かに提示するものとして捉えるのが正解。というか論理的正当性を超えた所に彼の魅力はあるのだけど。
抽象的かつマクロな視点だが、要点をうまくつかんで述べており、おもしろい。著者の社会観がわかる。個人的にも大局的な理解に走ってしまうほうなので、先達の成果は大いに参考になる。
ごくまれに人を感動させる評論があるがまさにこの本がそうである。まるで良質の小説を読んだかのような読後感。未来への希望を感じさせる。入門というだけあって内容も社会学を知らない人でも興味が持てるようになっている。
問題意識を禁欲しないこと(9)。近代/現代とは何かを考えるにあたり、これほど分かりやすく読みやすいものはないのではないか。一通り勉強してまた読むと、その思索の深さを感じるのだ。序章から二章までと六章がいいですね。四章、五章は他の類似見田本を読んだ方がいい。これにはまった初学者は社会の存立構造を読んでみよう(笑)(名前は真木 悠介)
社会学入門―人間と社会の未来 岩波新書巻の
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