翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189)
翻訳語成立事情を読んだ人はこんな本も読んでいます
翻訳語成立事情を追加
翻訳語成立事情の感想・レビュー(45)
カセット効果って、カセット・テープじゃないんだよね。宝石らしいんだよね、Cassette。まぎらわしい。あ、これもカセット効果か。言い筋が割かしラディカルなのは、しっかりと批判なさっているから。「翻訳語」は日本人にとっての宿命。古典です。
「社会」「個人」「近代」「恋愛」「存在」「自然」「自由」「彼、彼女」これらが全部作られた言葉だったとは。いくつかは大学の授業の中で、聞いたことがあるが、当たり前のように使われている「恋愛」であったり、「彼、彼女」ということまで、日本にはもともと無い言葉であった。ごのルーツを知ると面白く、そのねじれ方というものに注目していけば、現代の社会の様子というのも見えてくるのでは。
12/17:inohiro
12/17:inohiro
11/20:okaoka
08/25:なつ
08/04:tapestry
07/22:ジュンコ
07/20:ゆうゆぬ
10の基本的な翻訳語について、その成立の事情から用途の変遷を述べるに留まらず、そこから日本の伝統的な思考法や文化についての考察に到達している。名著。翻訳を副業として(のはずなのに、時に本業以上に)行う身として、興味を惹かれて購入→読了したものの、意外な気づきがたくさんある良書でございました。
英文を前に沈思黙考し、一時間、二時間、辞書をひきひき、文献を読みあさり、躊躇い、かとおもえば勢いをつけ文机に食付かんばかりに、えいやっ、「自由」と書き、しかしその原文からの乖離に苦悩し、疲れはて、半ばふてくされて「訳字を以て原意を尽くすに足らず」と書き捨てた福沢諭吉の顔を、イメージ。名著。
社会も恋愛も権利も明治以前の日本には存在しなかった? 普段何気なく使うことばの多くが、先人たちが苦労を重ね西欧諸国の概念を翻訳してつくったものだと気づかせてくれる本。翻訳語が日本語に定着していく過程をわかりやすく見ることができます。
社会、恋愛、権利、彼など、明治に生まれた数々の翻訳語の起源や用法を検討し、それにより翻訳語の持つ特質を探る。翻訳語というものは「よくわからないがなんとなく特別な感じがする言葉」として人びとに知れ渡り、原語とは微妙に異なるニュアンスを付与され、日本語に入りこんでゆく。自由や権利など、もともと日本語にある語は元来の意味と新たに導入された翻訳語としての意味が混同され、両者を内包した広い語義を獲得する。要するに、翻訳語は単なる新語ではない、という趣旨。本書の全ての論に首肯は出来ないが、思考法は大いに参考になる。
02/06:ばき
08/12:nag
07/07:たらら
02/26:新鍵
言葉は意味もわからないまま使われて、次第に独自の意味まで持ってしまうことがよくわかる。
翻訳語はいかにも外来語であることがわかる形というものが定着する、という指摘は目からうろこ。確かに今ならカタカナ語とか結構そんな感じ。
少しの事実で鮮やかに問題を暴き出すが、あまりに例に挙げた事実が適切過ぎるので、もちょっと事例をたくさん掘り下げたものがあったら、読みたい。
私には美や自由は必読だった。もっと早くに読んでおけば…
11/10:nonomachon
最重要パラグラフは以下の個所だと思う。「そして、ことばは、いったんつくり出されると、意味の乏しいことばとしては扱われない。意味は、当然そこにあるはずであるかのごとく扱われる。使っている当人はよく分からなくても、ことばじたいが深遠な意味を本来持っているかのごとくみなされる。分からないから、かえって乱用される。文脈の中に置かれたこういうことばは、他のことばとの具体的な脈絡が欠けていても、抽象的な脈絡のままで使用されるのである。」速読した限りでは著者は明示していないと思うが、しゃかいはsocietyとの同じ音素
◎良書。「個人」「社会」など明治以降輸入された10の単語を解説していく。これらは「近代」(実はこれについても語られている)を語る上でのキーワードでもあるため、それらの理解も深まるであろう。
09/17:透子
07/27:あられ
04/15:あだこ
04/30:レドリィ
05/23:こにょ
--/--:Shimpei Nakajima
--/--:tatsuki
--/--:Star-Anis
翻訳語成立事情の
%
感想・レビュー:18件














ナイス!













