生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)

生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)
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生命とは何か―物理的にみた生細胞の感想・レビュー(156)

2011/7/14 Amazonより届く。2012/1/6〜1/12いつか読もうと思っていた古典的名著をようやく読むことが出来た。波動力学を完成させたシュレーディンガーが、まだ遺伝子の本体が分からない時代に物理学を基に生命を鋭く考察する。現在の知識からすると間違っているところもあるが、物事の本質を見抜く力は尋常ではない。ミクロとマクロを結ぶ説明は秀逸である。福岡先生の誤りを訳者が指摘しているのは面白い。何度か読み直して理解すべき本だ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/12

シュレディンガーはこの本で「生物学を量子論の立場で捉えてみたときに、生命の細胞を構成するタンパク質は巨視的に扱うことができないため、統計によらない別の理論が必要である」という考えを提起している。今では生命体自体は散逸構造の一つであり、複雑系の立場から研究しようとする流れが強い。専門外である生物学に、物理学の立場からこれだけのアイディアに溢れた文章が書けることにシュレディンガー博士の非凡さを感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/09

サブタイトルは「物理的に見た生細胞」であるが現代の「生物物理」でなく純粋な「物理学」的目線で書かれているのが印象的。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/06

訳者あとがきで最近ベストセラーになった某通俗科学書の間違いが指摘されていて、何でも鵜呑みにするのはよろしくないと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/31

私は非理系なんで細部については沈黙しなければならないが、ニュートンではなく量子論のパラダイムで細胞を見るにとどまらず、カオス論のとば口まできているのが興味深かった。インターディシプリンは今では当然であり原発事故以後その重みはさらに増している。現在では放射線をあてて物理的に突然変異を起こすだけでなく、DNAを直接組み換えて生命操作できる。果たして人類は今後ガンダムシードのように遺伝子操作されて能力が増幅した人間に救いを求めるようになるのか、それとも平等の観点から病気の治療だけに限定するのか岐路に立つだろう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/28

本の内容については多くの人たちが書いているので私は特に言及はしません。私はこの本の前書きに注目したいと思います。現代の多種多様な学問はさらに鋭利な刃物の如く自然界を細分化してきました。しかし、いつしか本来の総合的知識の構築という人間の純粋な理性の営みは陰りを見せ始め現代ではほぼ一人の人間が他の学問を語る事は不可能となり多くの専門家を生み出しました。著者はこの問題を十分理解しその解決法として専門家としての一切の身分を放棄したと述べています。私にはこの宣言が専門家ではなく科学者としての挑戦的実験だと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/21

nil
稀代の理論物理学者シュレーディンガーが生命科学を語る!1943年における生物学の知見を基にしているため誤解もあるが、さすがに面白い。染色体というブラックボックスを眺めたとき、彼はその中に猫を見たのだろう。あくまでも専門である量子力学の言葉で語ろうとする。時代を先取りしすぎて的外れではあるが構造生物学を想起させるようなその思考の足取りは高い知性を感じさせる。でも、ちょくちょく的外れなことを言うんだよなぁ。この本のシュレちゃんは年をとっても進化し続けるかわいいオッサンなのである。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/02

分子生物学における知識が(二重らせん構造をはじめとして)ほとんど明らかにされていない段階で、これほどの正確な洞察ができることは著者の卓見によるものだろう。肝要であるエントロピーの比喩がわかりにくく、"遺伝子"は量子論に従うことは実はきちんと説明されていないので、けむにまかれた印象を持つかもしれない。最終章は笑いながら読むもので、あとがきを見てさらに爆笑できる。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/09

熱力学のデタラメさに抵抗する存在であるように見える生命現象も、その進化においてはデタラメさに多くを負っているらしいという所が興味深し。エピローグはなんだかニューエイジ思想みたいだなあと思っていたら、あとがきでしっかり突っ込まれていて笑ってしまった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/23

生物分野を物理によって切り開いたシュレーディンガー、物事は一面から見るだけじゃイカンのだな。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/15

★★★★ 前から読みたいと思ってたけどようやく読んでみた。DNA発見の前にDNAが備えているべき特徴を物理学の観点から推察したのはすごい。同時代の生物学者かたなしだね。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/07

偶然、本書のあとがき以外→「生物と無生物のあいだ」→本書のあとがきという順序で読んだので、あとがきの最後が強く印象に残った。本編の内容だが、この本のもととなった公開講演の行われた時代と現代とでの、前提となっている知識や生命に対するイメージが異なっている中で生命に関して推論をしていく様は、不思議な印象を与える。それにしても、シュレーディンガーやアインシュタインって1920年代末以降学会の主流から外れてたんですね。全然知らなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/01

どうも哲学的なところがあって、勢いで読んでいくと前に戻ることになるときがある。遺伝子の振る舞いについては現代では高校の生物をやっていれば知っている範囲なので、すらすら読めてしまうけれど、飛ばさないようにしないと。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(1) - 07/20
にたす
染色体の振る舞いの方が正しい言い方になるのかな。形質の発現なんかも含めて、ということで。
ナイス!ナイス! - 07/20 22:16


当時、遺伝について今ほど多くは分かっていなかったという事実を忘れかねない。それほど的確な内容だと思う
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/17

物理、また化学でも名の出てくるシュレディンガーの書物。日本でいうと戦中戦後の時期に生命に関してこれほどの知見があったことは興味深い。そしてこの本は、あとがきが面白い。あとがきには、本編には思いもよらぬようなことが書いてある。内容は読んでのお楽しみということで。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/10

47
生命とは何かを知るには、私たちはあまりにもゆらぎが過ぎる。ゆらぎすら包括する秩序にいつか辿り着けるのだろうか。あとがきも面白かった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/29

 遺伝子が発見されていない時代に物理学の見地からその存在を予言したシュレーディンガーの慧眼にまず瞠目させられる。「どうして我々は原子の存在を感じられないほど大きいのか」という冒頭の説明にも一気に読者を引き込む力があり、単なる専門家ではない深い人間性に触れられる点も実に魅力的。おさえておくべき「基本書」である。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/25

「シュレーディンガーの猫」で有名な物理学者が学問の垣根を越えて生物学に挑んだ本。物理学的立場から生命について考察していて読みやすかった。「原子はなぜそんなに小さいのか」を「生物はなぜそんなに大きくなければならないのか」に言い換えたのはうまいと思う。生物に対する新しい見方を得ることができてよかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/18

こんな難読そうな文体なのにすごい読みやすくて、高校生物の知識があればすらすら読める。猫で有名なシュレーディンガーさんの遺伝とかの本って肩書きだけでグッとくるです
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/04

DNAの発見の十年前に書かれた本。DNAのような物質が存在していることをところどころに述べている。近年の生物物理化学の分野の発祥のような本。楽しめた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 04/23

これは「猫」で有名な物理学者シュレーディンガーの生命に関する考察で、DNAの分子構造模型が提出される約10年前に分子生物学の枠組みを提示したものだ。「われわれの身体は原子にくらべて、なぜ、そんなに大きくなければならないのでしょうか?」と問いかけ、これに物理学を使って答えていく。マクロ・古典物理学・秩序とミクロ・量子論・無秩序、ということが鍵になっていると私は理解した(この先、軽々しく秩序・無秩序という言葉を使っていく)。(続く)
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(3) - 01/29
大道寺
(承前)しかし、マクロな身体とミクロな遺伝子があるだけでは生命は続かない。生命の身体は放っておけばエントロピーが増大し続けて秩序あるものから無秩序なものへと変わっていく。エントロピー増大を抑えているからこそ生命は生き続けていられるのであり、エントロピー増大を抑えきれなくなれば死が訪れる。著者は生命は環境から負のエントロピーを絶えずとり入れることで秩序を保っていると言う。後の時代に、負のエントロピーという考え方は否定されたようだが、そこから発展して「動的平衡」という考え方につながっているらしい。(続く)
ナイス!ナイス! - 01/29 13:39

大道寺
(承前)エントロピーについて、熱力学のエントロピーと情報理論のエントロピーを混同しないように、という注意書きがあとがきの注にあった。混同の例として『生物と無生物のあいだ』が挙げられていたが、私はその本を読んで本書『生命とは何か』に興味を持ったのだった。
ナイス!ナイス! - 01/29 13:40


シュレディンガーは僕が最も尊敬する科学者の一人であり、その理由の1つが本書だ。理論物理学者として非常に著名でありながら生物学の新分野の先駆けともなった彼の守備範囲の広さは驚嘆に値する。是非とも訳書を読みたいと思っていたところ、書店で本書を見つけたのであった。勿論、尊敬するもうひとつの理由は本書207ページに描かれている彼の人物像であるが、これは言うまでもないだろう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/21

シュレディンガーが物理学者として当時の最先端の科学を用いて生命の本質を解き明かそうとした本。私たちと原子の大きさの比から、生物の大きさが持つ統計的な秩序の説明へとつなげ、最後に生命の持ついまだ知られざる神秘性とその解明への期待感を述べて終わるという構成になっている。若干時代遅れになってしまっている部分もあるが、その視点や切り口は非常に鋭いもので、とくに負のエントロピーの部分は生物学にとって重要な考え方だと思える。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/18

■量子的非連続性に基づく原子構造の安定が遺伝形質の安定の主因。■世代を超えて経験は遺伝しない。獲得形質の遺伝に関するルセインコ論争。■著者はデカルトの流れを汲んだ心身二元論に加えて梵我一如の思想を援用、霊魂は単一であると主張。しかしあくまで主観見解。鎮目氏はこれを性的オルガスム反応の忘我感による錯覚であると指摘、宗教瞑想者にも同種の忘我現象。悟りの正体。■自我を感じさせるものは記憶とそれを蓄積するための土台である。よって記憶が消えても土台が残るので自我は失われない。●ここでいう土台とは霊魂のことだろうか?
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/22

命とは何か。それは、物理学や化学が今まで直面したことがない問題で、物理学や化学の理論で解決するのは難しいと言う。結局、生命とは何かはわからない。でも、命の仕組みはすごいんだなってのはなんとなくわかった。

シュレディンガーによる,生命と生細胞を物理学的視点から書いた著書.「原子はなぜこうも小さいのか」という質問から始まり,「われわれが原子に比べあまりに大きいのだ」,そして「莫大な原子数の世界に住むから,統計的な振る舞いを理解できるのだ」とつなげていくあたりはうまいと思った.書かれている内容は全体的に易しいものなので,できれば中高生のうちに読んでおきたい著作.
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/02

たしかに負のエントロピーという考え方はわかりにくいから誤解してしまいそうだけど、『生物と無生物の間』ってほとんどこれの焼き直しじゃないか…。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/06

ミクロとマクロの関係をエントロピーで繋げている。いろいろ応用が利きそうだし、実際にされていることだろう。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/18

友人が勧めていたのを思い出して読んだ。

シュレディンガーによる量子論視点を交えた生物・遺伝論。先見的な着想と、幅広い知識に触れることができる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/07

206ページ目が最大の萌えポイント。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/22

生物と物理と化学は不可分です。と思った。途中からは物理のお話です。平易な文なのについていけなくてごめんなさい… いまからみると生物の情報は古い…?ので一概に正しいとは言えないけど、この読みやすくわかりやすい専門書として素晴らしい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/09

シュレーディンガー先生はこの時期からこんな考えをしていたとは………… すげー
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/29

シュレディンガーが分子生物学の分野でこうした業績を上げていたとは驚いた。分子と遺伝子の安定性や負のエントロピーの話は現在どう扱われているかは分からないけど興味深い考え方だと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/24

生物学の基礎から本質までを一気走破
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/14

高校程度の知識で,書いてあることは理解できる.
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/19

課題だけど読書のつもりで読んだ。それくらい面白い内容だった。(大学在学中にあわせるために遡及記録)
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 04/25

1944年に書かれたシュレディンガー著の生物と物理の関係を探った一冊。 遺伝子=DNA発見以前に書かれたため、遺伝子はタンパク質と定義、など現在からみれば誤りも多々。生物独自の物理法則とかも。 それでも、生物畑の人間としては最初の「物理法則はすべからく統計論的である」という考え方にハッとさせられる。 あとがきにもあったようなマクロ的・ミクロ的観点を喚起するものとして現代でも役に立つ著作だろう。 ただ、原子分子の概念や、古典力学を除く部分での表現がやはり少々曖昧な感じがする。 これは今となってはしっかり解き

希代の物理学者が、ミクロ物理学=量子力学的見地を交えながら、科学的・哲学的に「生命」を説いた。最後には「私とは何か?」という哲学的問題にまで立ち入る。1944年に出版された本書であるが、今もその価値は変わらず、輝いている。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/16

量子力学と突然変異を繋げた考え方に脱帽
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/13

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