灯台へ (岩波文庫)

灯台へ (岩波文庫)
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イギリス文学
小説

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灯台への感想・レビュー(77)

02/13:tkr
02/03:Mr.Brown
01/31:HaKreu
時代は移ろいで行きますが、彼らの見方(ヴィジョン)は変わらず灯台の光に照らされています。「意識の流れ」という手法を通じて、とめどない感情を描いたウルフ。この「灯台へ」迷い込んだ読者に無意識に差し出される対比のかろみ。そして、底が知れぬ恐怖。ウルフはそれを一番際立った形で描きたかったのかなと思いました。その意思は、最後の一節に一貫して表れています。灯台は、その象徴なのかもしれません。照らされているのでなく、本当は照らしてる。風の小隊も、それだけは奪えなかったようです。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(1) - 01/30
月島
「戒めは灯、教えは光。懲らしめや諭しは命の道」 箴言 6.23
ナイス!ナイス! - 02/04 12:03


01/28:hyo-ko
ほんとに素敵な小説。読んでいて心が洗われる。人の心、そして、自然の描写が美しい。時間が過ぎ、様々な物が変わり果てていく姿がなぜか悲しく感じる。ラムジー氏は本当に夫人を愛していたんだろうな。ラムジー婦人が亡くなって、ラムジー氏はとても悲しい思いをしたに違いない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/24

ある家族と友人たちの「意識の流れ」をひたすら追いかけることで、緩慢でありながら、快楽に満ちたテクストの時空を現出させる第一部、そして第一部と地続きのようにみえる第三部の間には、十年という、決して取り返しのつかない時間が残酷に横たわっている。まさしくそれは疾風怒濤のごとき時間の猛威であり、第二部では、人びとの意識から解き放たれた時間が牙を向き、奪い、破壊する様子が、極限まで圧縮された文章により描写される。「いま・ここ」にいる自分と時間の関係に思いを馳せながら、出来れば一日かけて読んでほしい傑作である。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 01/08
三柴ゆよし
ウルフが「光・灯り」(ライト)と書く時、そこには必ずといっていいほど「暗闇」(ダークネス)がある。同じく登場人物のひとりが、自らが描く絵の光と影の問題(つまりは「距離」の問題)に頭を悩ませているのは非常に示唆的。ウルフはこうした対照的な言葉を巧みに配置することで、きわめて立体感のある小説世界を作り上げているように思う。
ナイス!ナイス! - 01/08 01:01


01/06:チ・ジュン
12/29:Bevel
12/13:返本林寛菜
11/24:蝉丸 智丸
11/21:ygreko
11/20:むつお
11/13:nemui
10/22:御宮ミケ
10/22:delacroix
静かな余韻を残す、素晴らしい文学作品。2つの大きな魅力がある。ひとつめは文章。意識の流れの手法によって登場人物の心情を克明かつ鮮やかに描き出している。読んでいると、彼らの意識・感情にいつのまにかシンクロしている自分の内面を発見して、恐ろしくすらあった。ふたつめは構成。灯台のそばの屋敷に集った人々の一日を、ゆったりとした時間の流れの中で丁寧に描いた第一部・第三部の間に、激流のように時が進んでいく第二部を挟み込むことで、時間の非人間性を暴き出している。時間についてのとりとめのない思考に誘い出された。傑作。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/08

意識の流れを駆使しているのはフォークナー等他にもあるが、ここでは極限まで駆使しており、物語というものが殆どない状態。物語性を求める人は、敬遠する作品だと思う。名作と謳われているが、全体的に何を描こうとしているのがわからない私には、合わなかった。最後の場面よりも、むしろ無常な時の流れを詩的に描いた間奏部分の方が胸をうった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/17

09/13:missmakomainu
09/06:らっすー
07/24:ななみ
07/19:Hiroki_K_
07/17:渡辺雄司
人物描写と心理描写が秀逸。何気ない日常の中にここまで描写する部分があるのかと思い知らされた一部から、急展開の二部、そして三部になって『To the light house』というタイトルに込められた深い意味に気づかされる。素晴らしい作品であるということは間違いない。

07/09:キノシマ
これはかなりの傑作。プルースト並みの重厚な描写力には圧倒される。ストーリーはまあいいとして、この作品の凄さはやはり心理描写と風景描写の上手さと重さ。登場人物の心の声が作品のほとんどを占めるというちょっとばかり特異な小説。そして、どの一文をとっても完璧といわざるを得ないような究極に研ぎ澄まされた表現。記憶のモチーフなどプルーストに繋がる。と思ったら、案の定、ウルフはプルーストを耽読していたらしい。それにしても、絶妙の長さといい、究極の小説に限りなく近づいたといえる小説。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/20

06/15:shimamura
「ある一日」が書かれた第一部、第三部の時間と、10年を約40ページで表現した第二部の時間の対比にクラクラした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/18

04/16:solaris26
04/04:cleo
03/31:borzo
03/22:あすな
03/22:ファウスト
移ろう意識の流れが鎮魂歌のように響いてくる。リリーが最後に万感の思いを込めて描いた一本の線のように私も躊躇いのない一本の線を描けるようになりたい。なんとも透明で美しい喪失感を伴う小説でした。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 03/08

実に言葉を大切に扱ったウルフ。ロウソクの火のようなささやかな心の揺らぎを、端正な文体でたんたんと綴る。じっくりと味わうべき至極の作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 03/01

ヴァージニア・ウルフといえば、「意識の流れ」の手法を巧みに使いこなした作家の一人として有名だが、この作品はその真骨頂と言えるだろう。地の文と内的独白とが不自然なほど自然に織り合わされ、流れるような文章を作り出している。また、夫婦、親子、兄弟、友人といった人間関係の機微の描かれ方も綿密で、技法だけでなく、その点も読み応えがあると思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/21

02/02:おりぃ
人は時の過ぎ方が一定だと思っている。だから、ゆるやかな時間の凪が突如嵐に変化した瞬間、めまいのような感覚を味わうのだと思う。第2章「時はゆく」がすばらしく、『百年の孤独』を彷彿とさせる。吹き抜けるように時は過ぎゆき、灯台の灯りは人の営みと記憶を沈黙のうちに照らすばかり。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/27

12/10:Tochi
12/02:chatblanc
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灯台への 評価:65 感想・レビュー:25
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