モモ (岩波少年文庫(127))
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モモ 127巻の感想・レビュー(698)
子供の頃よりも時間どろぼうが怖かった…致死的退屈症にかかって死んじゃわないように、時間を大切にしよう。そのためには…「つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。いつもただつぎのことだけをな。」
素晴らしいの一言に尽きる!小学校で子供たちが劇で演じていたのに興味を持って読みましが、すぐにエンデのファンになりました。
時間がテーマですが、本の出版年が1970年代と日本を含め世界で資本主義が発達し、合理化などがより進んでいった時代にこの本!みたいな、すげーー!しかもドイツ人、ウェーバーから影響みたいな!?
大人の自分が読んでもものすごく考えさせられるテーマなのに、児童書として子供でもわかるワクワクしたファンタジーで最後すっきりと終えているところがほんとものすごい作家さんなんだと実感しました。
素直に面白かった。でもここで描かれている、時間と効率だけを追求して心の余裕を無くす問題の解決は未だに見られないどころか、ますますひどくなっている現実を改めて思い知らされて重い気持ちにもなった。その点ではジョン・レノンの「イマジン」の歌詞と同じく、永遠に叶わぬ夢物語なのかなあ……。とはいえ、モモと子供たちが想像力を働かせて遊ぶ場面はじめ、いきいきとした描写が多いのはすごい。永遠の名作。
面白かった! 「時間がない」って自分もよく言うけど、どういうことなんだろうなとしみじみ考えさせられた。でもこの物語の中ならともかく、現実のこんな世の中で時間泥棒から時間を取り返すのは難しい気がして少し寂しくなった。
子どもの頃読んだ時には怖くてしょうがなかった。さすがに今となっては怖いとは思わなかったけど、これって感受性が鈍くなったってこと?大人になったってこと?
不思議な女の子「モモ」が町の人々や大切な友人の時間を取り戻す為に、時間泥棒と戦う物語。児童書であり、ファンタジーであるが、時間とは何か?豊かさとは、幸せとは何かを考えさせられる作品。忙しい毎日はあっという間に過ぎて行く。働いて金銭を得て終わる毎日はさみしい。子供や大切な人から止めどなく話を聞き、一緒に食事をし、笑い合う。競い合うような日々に忘れそうな心に気付く。モモのように人の話を聞き、何も持たないけど、幸せになる為のものは全て持っている人になれたらいいな。子供にも大人にも読んでほしい名作。
小さい頃からこの本の存在は知ってたけど、大学生になって初めて読んでみた。現代社会の問題を批判しつつも、児童が読んでも楽しめる、大人も子どもも楽しめる本だと感じた。多分小さい頃に読んでいたらまた違ったのかなと。。時間に追われる世の中だけど、時には時間を気にせず今を楽しまないと!ってメッセージが伝わってくる。時間とは何か。ただ、これが過去のことになるのか、未来のことになるのか、という筆者の後書きにあったことばが凄い深いなと感じる。今を楽しむって大事!
大人になってからの再読はなかなか意味深い。時間泥棒はあなたのすぐそばにいるかもしれません。経済効率最優先の「心泥棒」と名を変えてね。『時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのす。』あなたは自分の時間をほんとうに持っていますか。それを生きている時間と感じる心はありますか。児童書の体裁をとっていけれど、ほんとうは心を失いかけている大人のための物語なのです。
スロウハイツを読んでからずっと読んでみたい本でした。カメいいなぁ(笑)かわいい。 何だか、深いお話でした……自由な発想で遊ぶ子供、今は随分少ないでしょうねぇ。『なんとか』ごっこをする必要が、今はないんですね。
痛烈な現代批判がこんなにも如実に書かれてあるなんて子供の時読んだ際は気が付かなかった…単純に面白いし、時間の本質に興味あるのでなかなかまた読みたいし、何度も読みたい本
時間とは、何か? それは、いきることそのものだ。デジタルな世界(=時間どろぼうが象徴)よりもをアナログな世界(モモ、かめが象徴)を重んじること。これが、人生を意味のある、豊かなものにしてくれるものだということを伝えたいのだと感じた。私自身は、この二つのバランスが大切だと思う。筆者もそう思っているだろうが、今の世の中はデジタルなもので溢れており、そんな世の中になってきたからこそ、あらためて、アナログ的なものの価値を再確認してもらいたかったのだろうと思う。『ゆっくりが早い』これは、私の教訓にしたい。
「時間がない。ヒマがない。」毎日必ず誰かが言うセリフです。でもそれは目標を達成できなかった時や、したくないことをしないため。そして夢を諦めるためなどの言い訳なのかもしれない。「時間を無駄にするな!もっと早く!効率良く行動しろ!」そんな風に節約した“時間”。どこにいってしまったのでしょう。作者は、時間とは心の中にあるものであり、“時間をなくす”=“心をなくす”ことだと言っています。時間を忘れて生活することなどできません。でも心はなくしたくない。そう強く思いました。これは名作。全ての人に読んで欲しい物語です。
世の中はどんどん便利になっていく。そうすると、その便利さを利用しなければ、生きていけなくなる。それって、何のための便利さだったのかなぁ?
(☆☆☆☆)少しずつ時間を盗まれていく人間たち。そのことを知ってしまったモモはねらわれ、そして時間を取り戻すために立ち向かうことになる。時間とは何なのか。児童書なのに読むのに時間がかかったのは文章になっていない大切な事柄がたくさんあったからだと思う。私たちの時間はもしかしたらまた盗まれているのかもしれないな。カシオペアがすき。途中まで表紙にいることに気づかなかった(汗)。モモのところにいってみたい。
時間泥棒をネタにした社会諷刺本と聞いて読み始めたら、物語自体が面白くてついつい読み耽ってしまったですよ。それもそのはず、聞けばネバーエンディングストーリーの作者らしいじゃないですか。ちなみに、自分のモモのイメージはDQ5の物乞いの女の子グラで固定されてました。お気に入りキャラは亀のカシオペイア。
時間に追われるように生きる「時間節約家」にはなりたくないけれど、分かち合う相手がいなければ、時間を持て余していたって孤独なのだなぁ。面白いし、言いたい事もなんとなくわかるけど、時間に追われずに生き、それを他者と分かち合うなんていう理想を実現するには一体どうしたらいいんだとも思う。現実には物語のように明確な敵(時間どろぼう)はいないわけで。
時間を失くして忙しくする人々。私もそうなってないか?途端に自分の周りも灰色になったような気がする。モモは人の話を聴くことができる、不思議な女の子。皆モモに話を聴いてもらえば、素敵なアイディアが浮かんで、どんな問題だって解決できてしまう。せかせかぎすぎす、思いやりや気遣い、ゆとりはなく、そんな世界で誰が喜ぶっていうの。ちょっと立ち止まって考えたらわかるのに。大人だからこそ、モモのように、大事なことを忘れずに生きていこう。
読みたい読みたいと思い続け、ようやく手を伸ばしました(笑) 「時間の無駄遣い」「今この時は一度しか来ない」…よく言われる言葉です。だからこそ、「どう大切にするべきなのか」が重要なのだろうな。残念ながら、この物語を知ってなお、明確に「これだ!」と言えないもどかしさがあるけれど。なるべく早くに、自分なりの答えを見つけたい。今後の人生を幸せに生きるために。時間どろぼうに、ならないために。
恥ずかしながらエンデ初体験。とても楽しい時間を過ごせた。翻訳も素晴らしい。子供の時に読んだらもっと良かったろうな。ところで、時間を奪っていく「灰色の男」というのは何だろう。エンデがどう考えていたかわからないし、解釈はさまざまあろうけれど、現在の日本に当てはめて考えるならそれは「将来不安」というものかもしれない。未来は悪くなるだろうという予想が強くなれば、視野が狭くなり想像力も働かなくなる。生き残るために「一様に」他人を引きずり落とすことを必死に考えざるを得ない。灰色の男は今の日本にどんどん増えている。
エンデの代表的な作品.<時間>の節約,合理化,アンチ近代を想起させる作品であるといえる.いそいそと路傍に咲く花に見とれる暇もなく何者かによって動かされるようになる私の<時間>.自分で自由にできる時間はどこに行ったのだろう,なんでこんなに忙しいのだろう,いやきっとそれすら考える時間もないんだろう… 児童文学でありながら社会批判という物語構造を持つ本作品は,将来を担う子どもたちだからこそ読んでもらいたいし,将来を任せる私たち<大人>も読むべきだろう.本を読んで考える,という自由な時間を大切にしよう.
友達に勧められて読んでみた!エンデは小さい頃『はてしない物語』を挫折して以来だったんだが……すごいなぁ。「人の死んだ時間で生きているから体が灰色な男たち」って完璧すぎる理屈だ。素敵だ。
「時間貯蓄銀行」という風刺が衝撃的。それをファンタジー世界に溶け込ませるエンデの発想は、恐ろしいほど。モモが時間を「とってもしずかな音楽」と例えたのが印象深い。
『この男の話を聞くことは、これまであいてにしただれよりもずっとむずかしいのです。ほかの人の場合には、モモはいわばあいての中にすっかり入りこんで、そのひとの考えや、そのひとのほんとうの心を理解することができました。けれどこの訪問者があいてでは、それがまるでできません。いくらつとめてみても、からっぽの闇の中に落ちこんで行くような感じで、あいてがいないもどうぜんです。こんなことはモモにははじめてでした。』 話をきちんと聞くとは・・・
三人きょうだい 一番上は今いない、これからやっとあらられる。 二番目もいないが、こっちはもう家からでかけたあと。 三番目のちびさんだけがここにいる、それというのも、三番目がここにいないと、あとの二人はなくなってしまうから。
ミヒャエル・エンデの名作。一分一秒を時計に縛られて生きる人々の虚しさが描かれている。個人的には掃除人ペッポの物の考え方こそに注目が行った。遙か向こうのゴールを見ずに、まずは目の前の問題を片付ける。そうして目の前のことだけをやっていると、いつのまにかゴールしていたりする。熱中できるというのは大事なことだろう。そしてやりたくもないことを無理矢理やらされるのは、確かにつらいことだ。
モモ 127巻の
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感想・レビュー:183件














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