モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)
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モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語の感想・レビュー(1664)
何年ぶりかに再読…やっぱりおもしろいなエンデ☆ドイツ文学作品のとっかかりをくれた大切な作品。灰色の男に時間を奪われっぱなしの自分を俯瞰しつつ読むとよりハマります。現在の世相では悲しいかなほとんどの人が盗まれてる事を分かりつつ、灰色の男と共存してる状態。エンデの青写真通りの世の中は当分続きそうです…って嘆いてもしゃあないんで、それは置いといて登場するカシオペイアのカメちゃんが可愛いです。あとプロットがしっかりしてて読みやすく、訳もいいし、エンデ自身のカバー挿絵もツボです。未読の方は是非☆
時間どろぼうに洗脳されてゆく人々。そんな人々が溢れ、変わってゆく社会。それは合理化を推し進める今の社会、そこで生きる私たち現代人を風刺するようで。時間というのは誰にも平等に与えられたものだが、使い方を間違うと却って時間に振り回されることにもなる。また日本はたった1分の電車の遅れも許されない、世界的見ても異常な程時間に正確な国民だが、そのちょっとの遅れが原因で起きた深刻な脱線事故の例もある。時間を過ごすことに余裕をなくすと、人々は時間を持ち崩し破滅するのかもしれない。とても深い作品でした。
小学生のときに読んだのを再読。あの頃は長い本読むの疲れる~くらいで終わった気がする。いまの私は、家事育児仕事で灰色の男たちに時間を盗まれているなぁ。イライラすることも多いし。モモが人形を渡されるところが好き。周りをよく見れば、好きなもの、大切なものって溢れているんだよーとエンデは伝えたかったのだろうか
日本では1976年に発行された児童書ですが、今の時代にぴったりな内容でびっくり。本当に大切なものを見失わないようでありたいです。
絶滅させられる灰色の男達が可哀想だが、実際居れば迷惑なのでやはりああするだろう。今まさに其処彼処に灰色の男達が。 容赦なく美しく、容赦なく残酷な、子供を子供とも思わぬ本気の児童書。 読んでて疲れたし、怖かったし、全力で面白かった。
時間の節約に躍起になりすぎると、生活が無味乾燥なものになってしまうことが伝わりました。灰色の男たちの打算的なところとか、私もそちら側に近づきつつあることに気付いてぞっとしました。
「人間には時間を感じとるために心というものがある」…モノが溢れ、豊かで効率や稼ぐことばかりに関心がある今を考えさせられました。そしてテレビをだらだら見て無益な時間を過ごしていた日々を反省した。
子供の頃姉が読んでいた事を本の表装で記憶していた。内容は子供が読むようなレベルでない現代の抱える社会問題を、児童文学に落としたハイレベルの作品。とても40年近く前に出版されたとは思えないような先見性を持った内容で、昨今の価値観の均一化によって激化された競争社会、そしてその社会で謳われる効率化という言葉。効率化という合言葉によって個性をなくし家畜化された労働者。著者が警鐘をならしたように、現代は完全に灰色に覆われている。便利な世の中と言われているが住みにくい世の中でもある。便利と効率って一体何だろう?
何十年かぶりでの再読。読んでよかった。以下、心に残った文章。 「人に耳をかたむけるなんてたいしたことではないと思う人がいますか?そういう人は、モモのようにできるかどうか、いちどためしてみることですね。」「時間をケチケチすることで、ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、だれひとり気がついていないようでした。」「時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。」「人生でいちばん危険なことは、かなえられるはずのない夢が、かなられてしまうことなんだよ。」
30年以上も前に書かれたとは思えない、現代の日本を予言しているかのような内容で驚いた。児童書だけど、大人が読むべき本だと思う。
数年振りに再読。大人になってからの方が受ける影響は大きいな。効率化の罠の恐ろしさを感じた。子供と一緒に暮らせていることに感謝。子供が寂しがっているとき、子供本人ではなく「大人である自分」が何かを失いつつあることに気付こう。時間を失うことを不安がるよりも、「今」時間を取り戻す勇気を持ちたい。
すごくいい本だった。灰色の男とはまさに資本主義のことでは?と思ったのは自分だけじゃないはず。灰色の男と契約した人たちは鬱、非正規雇用、年金などたくさんの問題を抱える日本人(特に都会人)に見える。今最も時間に追われているであろう就活生にぜひ読んでほしい一冊。
児童書にしては字も小さく(漢字も少ないが・・・)ページ数がすごい!前半なかなか進まず流し読み。中盤までを少し簡素化して、後半の灰色の男たちの蓄えた時間をモモが開放させるところをもっと深く掘り下げて欲しかったな。その方がワクワクしそう。カメのカシオペイアと友達になりたい!
幼いころに読んだ印象と全く異なり、今の子どもの取り巻く環境を一番に憂えていたミヒャエル・エンデだからこそ描けた物語だと痛感しました。名作は時を超えるとは言ったものですね。
読書会、課題本。本棚にはずっとあるけれど、読めずにいた本の一つ。児童書として有名だけれども、大人が好きな児童書だと思う。でも幼い頃に読んで、今の自分の感想と比べたかった。時間の使い方について深く考えさせられる。読書会では「無駄な時間とゆとりをもった時間とはなんぞや」という話になり、何だかはっとさせられた。要は、ホラの言うように、心で見て、コントロールできるか否かなのだろう。ベッポがすてき。
子どもたちも今「忙しい」「暇がない」と言っています(w_-;)
今も人はゆとりをなくしてしまっている(ノ_-)
「モモ」に沢山のことを教わりました。
まだ私たちは灰色の時間泥棒たちに時間を奪われていると(TmT)
その時間を取り戻すためにはもっと心豊かにゆっくりと笑顔で歩んで行くことが大切ですね!
お話はお話としてもちろん楽しめばいいんだけど、それ以上にいろんなスイッチを刺激される。マイスター・ホラの正体(「あなたは死なの?」)はきっともっと複雑なものだったりするのだろうし、灰色の男はまた別の形で生まれえるのかもしれないし。それにぼくの時間はちゃんとぼくのものとして使えてるのだろうか、とか。そして全編通して、一番共感できたのはジジだった。悲しいことに。すべてが終わってちゃんとジロラモはジジに戻れたのかなと心配になってしまったのだけれど。いや、モモと一緒だもの、戻れたのだろうね。
本棚で目に留まって再読。時間に追われてイライラしかけている自分に気づく。読む度にいろいろ気付かされる。小学生の頃は、モモみたいにずっといると思っていたのに。いつのまにか時間を盗まれていた。高速で走っていると大切なもの見落としたり、知らない間に落としていたり。ちょっと立ち止まって前後左右に空と地を見よう。時間ドロボウともう一度闘おう。
久しぶりの再読、読後感はおそらく前回よりも切実に胸に迫ってきたように思う。「わたしはいまの話を、過去に起こったことのように話しましたね。でもそれを将来起こることとしてお話ししてもよかったんですよ。わたしにとっては、どちらでもそう大きなちがいはありません。」 日ごろ漠然と感じている「生きにくさ」の因ってくるところが、的確に描き出されている。星の音楽を聞き、心の中に咲く時間の花の放つ光を感じながら生きる。時間に追われてともすればなおざりにしてしまいがちだが、時折足を留めて、モモと一緒に星空の下に佇もう。
絶賛の嵐ですが、私の印象は、正直期待ほどではなかったかも(スミマセン)。悪くは無いけれども「なくしてはいけない大事なもの」というものがテーマのひとつだとすれば、割りと定番かなと思うのと、その観点からならば、また描写についても触れるならば、私は他の作品からの方がより多く感動を得てきました。ファンタジーの読み方はそれぞれでよいという村上春樹の言葉を頼りに書いていますが、「感動した」という感想が大多数を占めるにもかかわらず、何一つ、この世の中が変わらないのはなぜだろうと空しさを感じてしまいました。再読します。
あの時間の部屋にすごく言ってみたい。黒い池と金の天井、ふりこ、美しい花。読んだ人の頭のなかで再生されたその部屋の映像が、それぞれの時間の部屋なのであろう(^O^)友達にもも子って名前の子がいて、名前の由来はこの本の「モモ」らしい!いいね。
ものすごく久々に読んでみた。あれ、こんなまわりくどい話だったかなと思いつつ、30年以上まえに書かれた本なのに充分現代でも通用することに驚愕。完全なおもちゃでは想像力がなくなる、、の表現は現代のゲームやケータイなどにあてはまり、それにハマる現代の子どもたちはどうなるのだろう、と心配になった。
子供のころ、親に読みなさいと渡されたのがこの本だった。大人になってまた読んでいくうちにその時好きだったアニメだとか回りの人達のことも思いだし、違う意味でも忘れていた時間を取り戻してくれた。
娘のひな子が感動したということで2回も読んでいたため、手に取りました。児童書というのは大人にはなかなか手に取りにくいところがありますが、大人にも読める内容の本だったと思います。 合理主義に覆い尽くされた現代、とても効率よく生きているようでいて、息苦しさを感じ、常に追い回されている感がある中において、モモにはじっくり考えさせられるものがありますね。また、灰色の男たちの姿は映画のマトリックスのエージェントを彷彿させます。娘がこの物語で感じた思いを大切にして欲しい、そんな風に思いました。
先日通勤途中に長めの信号に引っかかり、『これで2分近く待たされて、5日の通勤で10分もロスしてる…』と不機嫌になりながら計算してた。計算終えたあたりでハッとなり、自分がセルフ時間どろぼうしていることに気づき読み直そうと決意。時の花の美しい描写とか、時間どろぼうされた人々の様子が本当に印象的(身につまされて)で、今日からの2分の信号待ちをもう少し違う気持ちで迎えられそう。
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語の
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ナイス!
































